勇者降臨 義理家族に言ってスカッとした一言 其156
顔合わせれば「子供まだなの?」寄越す手紙にも「いい知らせ(子供)待ってます」
私の親もウトメもしない、子産め攻撃を仕掛けてくる夫の伯母。
一人で義実家に顔を出した先日。その伯母もやって来た。案の定「子供まだなの?」が
始まった。最初は笑顔で誤魔化してたけど、ウトメが席を外した隙に
「夫君、仕事で昇進して海外出張だのって忙しいんでしょ。子作りできてないんじゃない?
あなたも出張について行って、そこで頑張りなさいよ」と来た。
あんまりな提案に唖然としていると、ウトメが戻って来た。
すると伯母は、おもむろに2枚の紙を取り出して
「見て!これ知り合いの偉いお坊さんに考えてもらったのよー」と目の前に広げた。
男の子と女の子の名前が毛筆で書かれていた。あの「命名○○」みたいなやつ。
私もウトメも????となっていると「先に立派なお名前頂いておけば、子作りの励みに
なると思って〜。だから嫁子ちゃん頑張ってね☆あと、これ、子宝に恵まれるお札。
すごい効果があるのよ。夫君の子供は私の孫同然なんだから、期待してるわよ〜」
と満面の笑み。しかも、それぞれの名前の一字が伯母の名前から取った字。
(伯母が良子だとすると、良太・良美みたいな)
なんかもう、この図々しさに怒り通り越して笑えた。
そして笑ったまま「おばさん、何勘違いなさってるかわからないのですが
私たちの子供はウトメさんの孫にはなっても、おばさんの孫にはなりません。
そのお札は伯母さんが使って、今から子供産んで、その子供に孫作ってもらったらどうですか?
すごい効果なんでしょう?きっと年齢関係なくご利益あるんじゃないですか〜?」
そう、おばさんは小梨。前から子供催促の度に「育児なら私が協力してあげるから☆」
って言ってたけど、おばさんの「子育て」って、うちの夫を散歩に連れて行った程度のもの。
鬼みたいな顔して黙ってるおばさん。
最後は「じゃあお互い子作り頑張りましょうね〜♪」と言ったら、
ウトが「まぁ、そういう訳なんで。姉さんその年で妊娠・出産・子育てって
大変だろうけど、お祝いくらいは出すからさ。俺は嫁子ちゃん達に子供ができようができまいが、
二人が幸せなら、それでいいんだ。だから心配しないで、自分の出産に専念してくれ。
もう夕方で寒くなるから、早く帰った方がいい。冷えは妊娠・出産の敵だろう。」
更にトメが「そうですよ。私も妊娠する時は冷えないように気を遣ってましたから。
お姉さんも気を付けないと。歳も歳なんですから」
と追い打ちをかけてくれたw
おばさんは「あんた達は頭がおかしい!」って怒って帰って行き、ウトメからは
謝罪を受けた。最初は空気みたいだったウトメに腹を立てたこともあったけど
この援護射撃でウトメ大好きになった。
長文になってしまい、失礼しました。