【風呂釜】ジェットバス圧力スイッチ故障

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1ピック
我が家では2000年の新築時、TOSTEMのSW工法を採用したため
風呂もTOSTEM製のジェットバスになりました。
9年たった今年の3月末ジェットのスイッチを入れると[E2]と表示して
動かなくなりました。この現象は、時々発生するもので、今夜は
1人目は良かったが2人目からダメだったりしました。
そこで、TOSTEMに電話して修理を依頼しましたが、修理代が高く、
\25,000かかると言われ、完全にダメになるまでこのまま使うことに
しました。この際、[E2]は圧力スイッチの故障、と聞きました。
私も、昔は技術屋なので、修理費があまりにも高いこともあり、圧力
スイッチが環境も悪くない我が家で壊れるのもおかしいので自分で原因
を確かめたいと思い、5月風呂の構造図などから圧力スイッチの位置を
見つけて、接合部のねじを外して取り出し、入念に点検しましたところ
圧力スイッチの接合ねじ部フランジの材質が鋳物と思われる「亜鉛合金」
であり、それに接合される風呂側のねじに「真鍮」が使われていたため
「異種金属間局部電池粒界腐食」によって、亜鉛合金片が脱落し
ダイヤフラムに付着したり、フランジとの間に詰まって、動作不良を
起こしていました。丁寧にこの金属片を取り出してきれいにし再取付、
スイッチを入れて動作することを確認し、現在使用しております。
なお、「異種金属間局部電池粒界腐食」は水が介在して起こりますが、
風呂水には、ジェットの気泡があり、水が圧力スイッチまで到達することは
明らかですし、また、冬季には温水からの蒸気が圧力スイッチ部で結露する
などあり、水の介在による局部電池現象は避けられません。