【七五三でも】農家の暗部 part127【品定め】

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717名無しさん@HOME
小学生の時、父の仕事の都合で田舎に転校した時のことを思い出す。
以前の小学校は、男子の制服がブレザーだった。
転校した先の田舎の小学校は、制服が学校指定のジャージで、
学年によって赤、青、緑とジャージの色が割り当てられていて、
校章が白くプリントしてあった。
初登校の日、親の話では指定のジャージにするか、スーツにするか
迷ったらしいが、以前の学校のジャケットはまずいだろうし 、
マナーを考えてスーツを着せていくことになった。
初登校の帰り道。大規模な農家(地主or本家)の息子がリーダーで、
その近所の農家の(分家or小作)が取り巻きのグループがいて、
私は彼らに集団で押さえつけられてスーツの上着を剥ぎ取られ、
彼らはその上着を奪って走り去っていった。
帰宅後、私の親にそのことをはなしたら、父がその地主農家の家に
スーツを返してもらうように抗議に行った。
地主の家に行くと、そこの息子は私のスーツの上着を誇らしげに着ていたそうだ。
父は地主にそのスーツを返すように言ったところ、その地主は謝るどころか、
自分の息子のしたことは棚に上げて、
「大人が子供のしたことに関わるのはおかしいのではないか?」
「息子にスーツを着せるなんて過保護ではないか?」
と意味不明な文句をついたそうだ。
父はそんな地主の言葉に戸惑ったそうだが、まともに相手にしてもしょうが
ないと思い、冷静な対応でなんとか取り返してきた。
帰ってきたスーツの上着は土埃にまみれ、脇の下は敗れ、
何かに引っ掛けたのか生地の糸が解れていて、二度と着れる状態では
無かった。

映画で未開の地で迷った探険家が、原住民に捕まって衣服を剥ぎ取られるのを
見ると、いつもあの事件を思い出すorz

マジな話ですまないけど、同じ日本国内なのに何でこうも違うんだろう?

昭和62、3年頃の北東北太平洋側、農家と漁家が混在している僻地での話し。