弟のことを書かせてもらうよ。
2つ年下の弟。30過ぎ。独身。
小さい頃から仲良しでいつも一緒…ってことはなく、
付かず離れず程よい距離感で兄弟していました。
俺は弟が嫌いではないし、かといって溺愛するほど好きってこともない。
んまぁ…フツーの兄弟。
そんな弟、今年の夏になる前頃に「デキモノができて、なんだかそれが痛い。」っつーんで病院へ行った。
検査したところ「もしかしたらあまりいいデキモノではないかもしれない。」との結果。
んで、再検査。
母親が付き添うというので、結果がわかったら知らせてくれるとのこと。
で、仕事中に母親から電話が来た。
泣いていた。
「悪性のリンパ腫…。ガンだって…。」
目の前真っ暗。景色が色を無くすってあるんだね。ホント。
とりあえず仕事をこなしているものの上の空。
頭は混乱してたけど、体って動くもんだね。
なんとか仕事が終わって帰りの車に乗り込んだ瞬間、号泣。
ガンて!あいつまだ30だぜ!?死ぬ?死ぬんか!?
悲しくて悲しくて。泣きに泣いて。
すぐにでも直接話を聞きたかったが、
泣き腫らした目を見せるわけにもいかないからその日は実家へ行くのはやめた。
俺、兄ちゃんだから。バカでアホでぶっきらぼうな兄ちゃんだから。
だから翌日、何事もなかったかのように、いつものように実家で弟と対面した。
なげぇ。続いてもいいですか。