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姉が子宮外妊娠で入院、手術。
卵管が破裂していて腹腔内に大量の出血があり、
もう少し処置が遅れれば死んでいたかもしれなかった。
(元)義兄は前の晩からおなかを抱えて苦しんでいる姉を
「友人も一緒でどうしてもキャンセルできないから」
と言い訳しながら、早朝からゴルフに出かけてしまったらしい。
姉は隣人に助けを求めて救急車を呼んでもらったそうだ。
その経過だけでも噴飯ものだが
子宮外妊娠の原因がクラミジア感染で、
感染源が元義兄の風俗通いだと判明。
それを姉から聞いて、温厚な父がぶちきれた。
家族から見てもとにかく穏やかな人で、
暴力はおろか声を荒げたのも記憶にないほどの父が
怒りで蒼白になりながら背筋を伸ばして
「…殺してやりたいね」と口にした。
あの時の父の姿は忘れられない。
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2/2:2006/02/13(月) 10:06:56
その後、冷静になった父はもっと怖かった。
話し合いと称して相手を適度に怒らせて冷静さを失わせ、
自分の思う方向に相手を操って徹底的に窮地に追いやる。
相手を追いやるためにはお金も人脈も知識も総動員する。
最後の方では、父にとって元義兄を合法的に破滅させること自体が
姉を救う手段ではなく目的になっているかのようだった。
結果的に姉は、元義兄と結婚してからのすべての財産
(預金や家)を慰謝料や養育費、財産分与等で手にして離婚。
元義兄は信用も職も家も家族も失ったし、器物損壊や傷害の前科もつけられた。
これ以上やられるとこっちにも累が及ぶ、とびびった元義兄親が
元義兄とともに遠くに引っ越したので、姉も安心できた。
頭が良くて人脈のある人間が冷静に対処すると、
ここまで相手を操って追いやることができるのか、と思った。