■□舅姑から来るウザイ電話・手紙・ナマ物 その29□■
大根責め。もう、昨年11月からずっと大根。
香具師らは隣市から軽トラで運んでくる。農協に出荷できないシロモノを。
包丁向けたら奇声を上げるんじゃないかとか、きっと夜中に歩いてるに違いないとか
そんな形状のも混じってる。
最初の頃は近所の人も友人知人もお裾分けを喜んでくれた。
でも、野菜の価格が安定してきた昨今は・・・・。
お料理板とかこことか熟読したよ。試したよ。もう『大根百珍』とか出版しようかと思ったくらい。
先週末、また軽トラが来た。もう私も限界。
やんわりと「もうイラネーよコンチクショー!」と言ってやった。玄関先で大喧嘩。
近所の人も喧騒に驚いて玄関から顔出した。みんなが笑ってる、お日様も笑ってる、
ル〜ルルルルッルゥ〜、そんな感じがイヤで「もう、知りません!」とドア閉めてやった。
・・・・でも、大根は玄関先に置き去りに野積みしてあった。ピラミッド型に。
変な宗教にでも嵌ったみたいで本当に体裁が悪い。
「なぁ、こう大根ばっかり食うってのは」旦那が言った。「玄関のアレもどうよ」
でも、冷蔵庫も床下収納庫も一杯なんだ。もう、置くところがないんだよ。
「あとはあんたの尻に突っ込むくらいしか置き場所無いよ」半笑いで言ってやった。
二度と持ってくるな、と電話をかけていたようだ。
気候がいいからなのかピラミッドパワーなのか、大根は腐っていない。
今朝「ご自由にどうぞ」とダンボールに書いて頂上に差し込んでおいた。