456 :
名無しさん@HOME:
義父母から古い物を贈られる
30代の主婦。
義父母が私たち夫婦にプレゼントをくれるのですが、その内容に問題があるのです。
義父がくれるのは、小石やドングリなど拾ってきたもの。
義母は使い古しのカーペットや、30年前に着ていた服、1か月遅れの雑誌まで持ってきます。
苦労をしてきた世代だけに物を大切にするのだと私なりに理解し、お礼を言って受け取っています。
ただ、申し訳ないのですが、処分させてもらっています。
夫も、「お礼を言って、あとは黙って捨てていいよ」という考えです。
私たちを気にかけてくれていることはわかります。
でも最近はチャンネル式のテレビや古い扇風機まで持ってきて、処分にも費用がかかります。
どうすればやめてもらえるでしょうか。
(千葉・C子)
年をとると、それまで何でもなかった路上の小石やドングリ、ただのガラクタもいとおしく思えるのかもしれません。
古着、カーペット、愛読している雑誌にしても、自分の愛着を他人にも理解してほしいという気持ちなのかもしれません。
それが「老い」というものとも思います。
とはいえ、若い世代がそれを理解できるまでには先は長く、いくら愛着のあるものでも、捨てるのにお金も手間もかかるのが今の時代です。
あなたのように理解を示そうとする人であっても限界があるのは仕方ないことだと思います。
同じ世代の夫にしても同じでしょう。
であるならば、自分たち以外のところで何か解決法を探すしかありません。
例えば、同じ価値観が分かりあえる義父母と同世代の方が見つかれば、「プレゼント」の良き受取人になってもらう。
あるいは、愛着品をもっと有効に使ってもらえるリサイクル業者を教えてあげる。
あなたと義父母の心優しさを生かすことは、この時代でもまだまだできると思います。
(大森 一樹・映画監督)