■ ■ ■ 今 日 の ウ ト ■ ■ ■

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友人で同僚のナース。新年早々の勤務を休み、3日ほど出てこなかった。このあいだ
「ようやく落ち着いたから」と話してくれた。
彼女は3年前結婚、1昨年女の子を出産。女の子はソバのアレルギーがあった。で、今年は
初めての旦那義実家へ帰省。昨年(2002の暮れ)は女の子が小さかったので帰らなかった
ため、ウトトメはてぐすね引いて待っていた。ウトトメにはあらかじめ、ソバアレルギーが
あること、ソバ類は枕といえども近づけないことは、帰省する前から言っていた。が、帰省して
みて、ことあるごとにウトの反応に用心が必要なことに気づく。
「アレルギーなんて、うちには出たことなかったのに」「嫁子さんがナースなんてやってる
からそこでもらってきたんじゃないのか」「大晦日の年越しソバはどうするんだ」などなど。
彼女は娘を片時も離さず、トイレに行くときなどは旦那が娘を見ていた。
で、大晦日には早々に年越しソバを食べる。トメはソバは汁が飛んでもダメという、友人の
言葉を聞いて、全員にラーメンを用意していた。そこでもウト、「大晦日にはソバと決まって
いるのに」「こんなんじゃ厄落としができない」とグチグチ。トメや旦那が、まあまあとなだめて
ラーメンを啜る。
その晩は旦那が娘を風呂に入れた。彼女は、トメから「お義父さん、ああだから、悪いけど
お風呂は最後にお願いしていい?」と頼まれ、あんまり波風立てるのもトメに悪いと思って
彼女は終い湯に入った。その間20分ほど。上がると、空気が変。
旦那は酔って寝ている。トメがおろおろ顔。娘はと見ると、明かにアレルギー症状。
「何食べさせたんですかっ?」
「食べさせてなどおらんっ」と半分酔ったウト。飲んでるのはソバ焼酎。
「ソバが食べられなかったからせめて」と言って持ち出してきたらしい。で、旦那に
抱かれていた娘を、旦那が寝てしまったので抱きとり、「ソバが食べられんで可哀想
になあ」と、焼酎の液をちょんと娘の唇に触れさせたらしい。