intel compiler for Linux

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1login:Penguin

intel 社の Web ページ
URL:<http://developer.intel.com/software/products/eval/>
の、"Non-Commercial Unsupported Software(非商用、サポート無し)" から、
RedHat系Linux 6.2 または 7.1 に対応した IA-32 や IA-64向きの
最適化C++,Fortran9x用のコンパイラ(version 5.0.1) が無料で
ダウンロードできるようになっています。
(詳しいライセンス条件は、ダウンロード時に表示される文書を
参照してください。)

intel 自身が作ってますので、インテル系のCPUの資源を活用できる
実行ファイルが生成されるます。(AMD の Athlon も Pentium III と
みなしてコンパイルオプションを選べばMMX機能などを使うことが可能です。)

以下は、「無料永続版」を入手した後で、それを実際に使えるようにする
ための設定方法の記述です。
C++ と fortran9x を両方ともインストールする例を書いていますが、
どちらかだけしか必要ない場合は、片方を省略することができます。

例は RedHat6.2 系統向けになっていますが、7.x 向けの場合でも大体同様です。
(Web ページからダウンロードしてくるファイルが違うだけです。)

ダウンロードする際に入力したメールアドレスにインストール時に必要となる
ライセンスキー情報が送られてきます。
22:01/11/29 17:56 ID:u2JQMD7w
2get
3login:Penguin:01/11/29 17:56 ID:5k7yf0ai
---------------------------------- 説明開始------------------------------

例えばダウンロードして来たファイルが次のような名前であったとします。
(RedHat6.2 向けの例です)
# ls
cc010817rh62.tar
fc010821rh62.tar


STEP-1)
tarファイルを展開します。
( cc-work, fc-work は 実際には任意の作業用ディレクトリ名です。)

# mkdir cc-work
# (cd cc-work; tar xvf ../cc010817rh62.tar; )
# mkdir fc-work
# (cd fc-work; tar xvf ../fc010821rh62.tar; )

=========
STEP-2a)
ディレクトリ cc-work の下でスクリプト install を実行する。
# ( cd cc-work; ./install )
RPM shows no Intel packages as installed.
Which of the following would you like to install?
1. Intel(R) C++ Compiler for the Itanium(TM)-based applications, Version 5.0.1, Build 20010705
2. Intel(R) C++ Compiler for 32-bit applications, Version 5.0.1 Build 010730D0
3. Linux Application Debugger, Version 5.0.1, Build 20010720.
x. Exit.
指示に従って項目 2 のコンパイラを入れる。
たずねてくるディレクトリパスなどはデフォルトを選んでください。変えることもでき
ますが、その場合はあとの説明はそれに伴って多少変わります。
4login:Penguin:01/11/29 17:57 ID:5k7yf0ai

=========
STEP-2b)

同様にして ディレクトリ fc-work の下でスクリプト install を実行する。
# ( cd fc-work; ./install )
指示に従って項目 2、3の コンパイラ と デバッガ を入れる。
たずねてくるディレクトリパスなどはデフォルトを選ぶ。

ここまでが前準備です。

=======

STEP-3)
システムファイル /etc/ld.so.conf に次の一行を追加する。
――――――
/opt/intel/compiler50/ia32/lib
――――――
そして、ダイナミックリンクライブラリのキャッシュを再構築するために
/sbin/ldconfig を実行しておきます。このときにwarning が出ても、無視
してください。

STEP-4)
ダウンロード時に 書き込んだ連絡用Email アドレス宛に送られて来た
ライセンス設定情報をファイル l_for.lic , l_cpp.lic にいれて作り,
それをディレクトリ /opt/intel/licenses/ にコピーします。

注:ライセンスファイルの感じはたとえば l_for.lic だったら、

------------------ はじまり
License id: XXXXXXXXXXXXXXXXXX-X

FEATURE l_for intelpto 5.01 permanent uncounted HOSTID=ANY ck=XXX \
SN=NCORNC SIGN=XXXXXXXXXXXX
------------------ おわり

といったぐあいです。 (ライセンスのキーの番号は実際とは変えてあります。)
5login:Penguin:01/11/29 17:57 ID:5k7yf0ai

STEP-5)
次のようにして,シンボリックリンクを張ります。
(cd /usr; ln -s /opt/intel/compiler50 intel)


STEP-6)
コンパイラやデバッガを使いたいユーザーは各自のホームディレクトリの初期設定用
シェルスクリプトに次のような設定を入れておきます。
次の例は bash をシェルとして使う場合の $HOME/.bash_profile ファイルの場合です。

---------------
PATH=$PATH:/opt/intel/compiler50/ia32/bin
export PATH
LM_LICENSE_FILE=/opt/intel/licenses/l_cpp.lic:/opt/intel/licenses/l_for.lic
export LM_LICENSE_FILE
---------------

======
以上で、設定は終りです。
設定がうまくいっているかを試すために、一旦ログアウトしてからログインし、
(あるいはログアウトせずに
. $HOME/.bash_profile
を実行して環境変数をセットさせてもよい。)

テスト用に適当に作ったソースファイル a.c , a.f をコンパイルしたり
などしてみましょう。

# icc a.c
# ifc a.f

コンパイラの使いかたなどは次のようにすれば見ることができます。

# icc -help
# ifc -help

----------------------------------- 説明終り ------------------------------
6login:Penguin:01/11/29 17:59 ID:5k7yf0ai
御清聴ありがとう。それではHappyHacking!