207 :
名無し生涯学習:
あの、イメージが見える、、、ってどういうことなんですか?
イメージとかなら普通にくらしてても見えるでしょう・・・?
風景とか、自分が何かしてるイメージとか、普通に見ようと思えば見えるものだし、
無意識のうちにふっと出てきたりする事もあるでしょう・・?
なにか特別なものが見えるんですか?
そこがよくわからないんですけど・・・。
208 :
名無し生涯学習:2005/12/20(火) 17:54:14
だからそのイメージを鮮明にいつまでも、現実の映像に限りなく近く
持ち続けるのが目的なんじゃない?
それはそうと今日初めてオレンジカードやったら原色もできたよ。
輪郭がめちゃくちゃ曖昧でほぼ一瞬で消えるけど色と色の配置は間違いなく正しかった。
残像を消さないようにしていてもできない。
209 :
208:2005/12/22(木) 00:09:59
オレンジカード二日目。
残像を長く残してみようと思って5回くらいカード見→目閉をじやった。
ふと残像が消えるときに上側と下側から暗くなること、
消えかけのビジョンで青いふちが最後まで残ることに気が付いたので
その青いふちの残りを○に変形させてみると見事成功。以下箇条書き
・残像や青のイメージは目を閉じて卓上蛍光灯を見ながらやった
・途中からオレンジカード無しで青いふち(中心は黒い●)が見えるのに気付く
・↑は残像ではないはず。すぐに道具無しで青い光をイメージできるようになった
・四苦八苦して青い光を○にする。凄く流動的で一瞬小さな○になったかと思えば
斜めに伸びたり消えたりする。すぐに別の場所に青が出るので今度はそれ、と練習した
・多分光は本当は青でなく、青だと思い込んでいると思う
・明るい色ほど難しく、オレンジはイメージできなかった
・同時に3倍速でCDを聞いていたが多分関係ない
ここは俺の日記帳じゃないのはわかってるけど過疎だし
そういうスレだと思うのでレポートしました。嫌なら止める。
三日目。既にオレンジカードは意味がなさそう。
青○のイメージは上達しなかったので英単語等の本を1P2、3秒で速読した。
普通に無理だった。プロセスはおそらく
目で一度に複数の単語を視覚する→瞬時に単語の意味をイメージでとらえ紙芝居のように脳内で流す
だろう。英単語の精神世界住み分けやペグ法の練習をしていたら感覚はつかめてきた。
起きたまま夢を見る、記憶と現実の区別がつかなくなる、という言葉が良く理解できる。
しかし写真記憶は記憶を想像力で補う可能性が高いようだ。文字通り写真のように
記憶するためには確実な周辺視野と病的なイメージ記憶の力が必要だろう。
となると写真記憶は記憶のための手段ではなく、研ぎ澄まされたイメージ記憶の結果ということになる。
遭難四日目。ついに食糧も底を突いた。
こうして飢えて死んだなら俺を置いて先にいった奴らはどう思うだろうか。
そうやって考えてみたが、こう腹が減っていてはまともに考えることもできそうもないので
島の中心地に食い物を探しに行くことにした。
これまで警戒して近寄らなかったのだか、中心地は思ったより安全で食べられそうな木の実や
植物がいっぱいあった。当分は食い物に困ることはなさそうだ。
木の実を拾っていると、足下に猫が擦り寄ってきていた。白毛の短毛種だ。
住みかに戻っても着いて来るので、このまま手懐けておくことにした。
腹が減ったら食おうと思う。
ワロタw
イメージ記憶五日目。今日はあまり練習の時間がとれなかった。
かわりに思い出したのが、幼少時代に闇の中から飛んで来る図形に怯えていたことだ。
赤や青にぴかぴか光る(主に○△□の形をした)細い蛍光ランプの輪が回転しながら近付いてきて
顔の近くで消えるのだ。恐怖で目を閉じると余計にはっきり見えた。
本題はここからで、その症状が特にひどかった夜、突然目の前に一枚の大きな絵が見えた。
幼心に思ったことは、「江戸時代の怖い絵」。
歌舞伎顔の町民達の生活しか描かれていなかったはずだが、顔面の皮を剥ぐような
恐ろしいイメージに思わず大声を出して隣で寝ていた母を起こしたのを覚えている。
目の前にあるはずの無い映像が、覚醒しているにも関わらず鮮明に見える。
どれほど同じ作用が働いたのかわからないが、写真記憶と良く似ていると思った。
それとあの猫だが、なんと鼠を捕ってきた。
首から下だけきれいに残して住みかに死骸を置いて行きやがったもんだから、
猫に養ってもらっているようでこちらとしては少々複雑だ。
頭のほうが美味いのだろうか。
物足りないので今度は蛇を捕まえて来てほしい。
六日目。特に変わった事はない。
強いて言うなら最近腹の具合がおかしいことくらいか。
よく分からない木の実ばかり食べているのが原因だろう。
七日目。昨日の夜は血便だったので、今日一日は木の実を食うのをやめた。
しかし無性に落ち着かない。体が木の実を欲しがっているのがわかる。
今日は猫が蛇を捕って来たのだが、腹痛が治まるまでは何を食べても栄養を吸収できそうにない。
彼女にもそう説明し、治るまで楽しみに取っておくからまた捕まえておいてくれと頼んだ。
蛇にはやはり頭が無かった。
イメージ記憶についてだが、ついにちらほら白黒の情景が浮かぶようになった。
目を閉じ、まぶたのフィルターを通すことで別の場所にあるレンズから情景を受信している感覚だ。
目を開けると別の場所に居ることを不思議にさえ思える。
ただしこれは妄想が目で見たように感じられるだけに等しく、
思い出したい情景や本の文字を自由に映し出すことができるようになるかは未だ疑問である。
八日目。喉から手が出るほど実が欲しい。
いくら腹が減っているとはいえこれはさすがに異常だ。
あの実に強力な中毒性があったとみて間違いないだろう。ますます食べるわけにはいかなくなった。
蛇を食べ、空腹を紛らわすと気分が楽になった。お礼に白猫を撫でてやる。
こいつは今の俺にとって大切な存在になってしまった。餌を用意してやる必要もなく
ましてや貴重な蛋白質を分けてくれる(哀れに思ってか、本当に食い残しなのかは知らないが)。
何より誰もいない、何も無いこの島で俺の話し相手になってくれるのはこいつだけだ。
しばらく悩んだ後、ミシェルと名付ける。俺が昔飼っていた猫と同じ名だ。
俺だったら誰かと同じ名前を付けられるなんて御免だが、彼女はそんなことは気にしないだろう。
それに前のミシェルはいつも俺に冷たく、黙って側に居てくれた事なんてほとんど無かった。
ちっとも似てなんかいない。
ノ乙日目
実がくいたかったから食べた
うまいあまい。うまい
ぜんふ食へだらなくなつた
としようなくなったこまる。
はらへったはらへ⊂りす
は へった
にく たい
こ みしぇる てきた
にく うまかっ です
だけ あああたま たべ だめ
のこし でした
219 :
名無し生涯学習:2005/12/30(金) 23:48:38
九日目。今日はよく晴れた。
写真記憶やこういった右脳を使った記憶トレーニングの末には
「右脳が開く」という言葉が使われることがあるが、これはそう外れた表現でもないようだ。
視界のやや上側の眉間の辺りというか、眼球の内側に映像が見えていて
まさしく開眼だとか、脳が頭の外側を直接見ていると言いたくなる。
ただ、その事がこんなに不快な気分にさせるとは思わなかった。嫌な映像が頭から離れない。
俺が空腹のあまりとても恐ろしい事をする。そんなイメージが繰り返し流れ続けるのだ。
怖い夢から覚めた子供が母親を求めるように、俺はミシェルを捜した。
名前を呼んで島中捜したのにどこにも居なかった。
なんと薄情な猫なのだろう。
彼女も、共にこの島に流れついた俺の友人達のように、
俺が眠っている間にどこかへ逃げ出してしまった。