猫を駆除するせ・い・か・つ3

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308ななしのいるせいかつ
おまいが浴びろ。

野良猫に愛の手を。

6 「エサやり禁止」で野良猫はいなくなるのか?

 「エサやり禁止」看板が掲示されると、野良猫被害で悩んでいた人の怒りは少しおさまるだろう。
ところがそれでエサやりがなくなることはほとんどない。
エサやりは見つからないように隠れて行われるようになるだけだ。住人は期待した分だけ怒りが増すかも知れない。
 エサやりを取り締まる法律がないのだから、看板の効果はあまり期待できない。
逆に「野良猫が集まる場所」ということを周囲にアピールしてしまうので、捨て猫がかえって増える副作用もある。
 
7 エサがなくなると野良猫はどうなるのか?

 毎日エサを運んでくるエサやりさんが来なくなったとしても、餓死する猫はいない。
強い猫は隣町のエサ場へ移動していけるだろうが、弱い猫はゴミ袋を漁り、人家へ侵入して食べ物を泥棒するようになる。
 小鳥や金魚を補食するのもいるだろう。動物は生きるためにはどんなことでもやる。
ただおとなしく飢え死にを待つ猫などどこにもいないのだ。
エサやり禁止は野良猫被害をさらに増やすかもしれない。