自民・二階氏、震災被害拡大は「党が選挙に負けたから」
自民党の二階俊博・党国土強靱(きょうじん)化総合調査会長が22日、
東京都内で開かれた経団連主催のシンポジウムで講演し、
東日本大震災と阪神大震災について、「自民党が選挙に負けたからああいうことになった。
そのとき必ず災害が起こってくる。二度あることは三度ある。
この次来るときは自民党が政権を離さないようにして災害に備えなきゃいけない」と話した。
民主党や社会党から首相を出していた当時の政権の対応のまずさが被害を拡大したとの
認識を示したものだが、選挙結果と結びつけた発言は不謹慎との批判も招きそうだ。
二階氏は、御手洗冨士夫・経団連名誉会長が
「3・11の時も阪神の時もたまたまあまり経験のない政府だった」と述べたのに応じて発言した。
「そういうことに得手(えて)の悪い内閣が内閣の地位におった。これは本当に不幸なことだった」とも話した。
さらに「だれが悪いかと言ったらいずれも自民党が悪い」と述べ、首相を出せなかった自民党の責任も指摘した。
2014年1月22日19時37分
http://www.asahi.com/articles/ASG1Q5KB8G1QUTFK00P.html