>>970 法規制・物性から、3% NaCl 水溶液(=海水)位しか家庭では使えない。
最低の要件として、
劇毒物法等の法規制の対象となっていないこと
公害関係法規の規制の対象となっていないこと
繊維を傷める性質のあるものは不可
水に溶けてほぼ100%解離すること、つまり、有機酸ナトリウム塩等が使えない
という条件がつく。
ただ、CaMgCO3 とか、NaSO4 とかわけのわからないコロイドが海水には含まれている(Ca, Mg の濃度は過飽和状態)。
こいつらの影響はわからない。
線量が高くて捨てようかな、と思った衣類を食塩水に漬けてから洗濯してみて。
運がよければ線量が下がる。普通だったらば下がらない(繊維の間に粘土鉱物が存在し、粘土鉱物に吸着している場合等)。
粘土鉱物の場合には、他スレにあったとおり、掃除機で吸い取って、ホコリ(粘土粒子)を含む排気ガスを室外に排気、することになる。
塩素漂白剤の主成分は、次亜塩素酸で、これの塩類は比較的何にでも溶けて解離しやすい。
だから、選択としては間違いではない。ただ、アルカリ性を示すので、OH 基が金属と結合する傾向がある。
つまり、ストロンチウム等2価の金属は沈着する傾向を示す。微細な沈殿ができて、繊維に絡まってしまう。
こっちが試した範囲では、3% NaCl溶液に1週間漬けておいた衣類の線量は下がる傾向がある(漬けた液の線量が上がる)。
ただ、塩分が低いとカビが生える。漬けた液を素手で取り扱うと皮膚炎を起こしやすいので、必ず使い捨て手袋を使用のこと。
何回も使うタイプの手袋だと、中に汚染を受けた塩水が入って、皮膚炎の原因になりやすい。