>>520の続きの計算をしてみる。
計算すればするほど、絶望的になってきた。
2011年4月12日に、原子力安全・保安院が公表したデータによると、大気中に放出されたヨウ素131とセシウム137の量は、ヨウ素換算値で63京ベクレル(6.3×10^17Bq)(原子力安全委員会の試算)。
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/400/78612.html この2年間で海に流された放射性物質は、先ほど67京Bqと算出されたので、総放出量は、
63京Bq+67京Bq=130京Bq
となり、2倍に増えた。
上のNHKのHPで、チェルノブイリ事故で放出されたヨウ素131とセシウム137のヨウ素換算値は、520京ベクレルとされている。
130京Bq/520京Bq=0.25
フクイチの放射性物質の総放出量は、今のところチェルノブイリ事故の25%ということになる。
フクイチの放射性物質の総放出量130京Bqを、地球の表面積5.1×10^14 m^2 で割ってみる。
130京Bq/(5.1×10^14 m^2)=1.3×10^18 Bq/(5.1×10^14 m^2)=0.254×10^4 Bq/m^2=2540 Bq/m^2
地球全土が、平均2540Bq/m^2の汚染を受けた訳か。
もし、北半球だけだとすると、平均5080Bq/m^2の汚染を受けたことになる。
恐ろしい事に、高濃度汚染水は毎年33.5京Bqずつ、今後も永久に流れ続ける。
今から4年経過すると汚染量は130京Bqの2倍となる。
総放出量 地球表面平均汚染濃度
2013.8.3 130京Bq (現在) 2540 Bq/m^2
2017.8.3 264京Bq (4年後) 5158 Bq/m^2
2021.8.3 398京Bq (8年後) 7776 Bq/m^2
2025.8.3 532京Bq (12年後) 10394 Bq/m^2 →総放出量チェルノブイリ超え
今から12年後には、放射性物質の総放出量は、自動的にチェルノブイリ超えとなる訳だ。
これは、今のペースで汚染水が海に漏れ続けるという幸運に恵まれた場合での計算だ(泣笑)。
例えば、仮設タンクから水漏れして、地表が汚染水で覆われ、作業員が全員撤退すれば、燃料プールでの核燃料の露天焼きなどの、もっと凄いことが起こり、汚染拡大は一気に急加速する。