http://www.chosunonline.com/site/data/img_dir/2013/07/05/2013070501417_0.jpg 韓国の全大学の修士・博士論文を所蔵する国会図書館が、論文盗作検知プログラムを導入する。
これまで、個々の大学や企業が論文盗作防止システムを開発・配布したことはあったが、膨大な
データベース(DB)を有する国の機関が盗作検証システムを導入するのは今回が初めて。学位
論文の盗作有無を最も正確かつ迅速に把握できるシステムが備わることになる。
国会図書館は4日、韓国著作権委員会と業務提携し、論文盗作検知プログラムを導入すると発表
した。国会図書館は韓国国内の図書館のうち最も多い原文DBを保有しており、全大学の修士・
博士論文や各種研究論文、単行本を所蔵している。
図書館側によると、所蔵されている学位論文130万8000本のうち、79万7000本がすでにDB化され
ているという。DB化事業を始めた1998年以降の論文は大半がDBに登録されており、残りの論文
のDB化も続けられている。現在までに、学位論文をはじめ研究論文、単行本など計100万件の
DB化を終えている。なお、DB化は盗作検知プログラムが認識できるテキスト形式で行われている。
国会図書館のソ・ボドン書記官は「盗作検知プログラムの導入により研究倫理を強化するとともに
盗作に対する意識を高め、韓国社会に悪習として根付いている論文盗作問題に先導的に対応
できるようになる」と話している。
盗作検知プログラムは一般人でも利用できる。国会図書館は、早ければ下半期から同プログラム
を図書館訪問者に無料開放し、来年からは国会図書館のウェブサイトで利用できるようにする
計画だ。
ソース:朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/07/05/2013070501507.html