【原発】原発情報3230【放射能】

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746地震雷火事名無し(三重県)
窃盗・性犯罪などを防ぐため、明洞・鍾路などへの投入を検討中

 ソウル市が、外国人観光客を狙った犯罪やぼったくりを根絶するため「観光警察」制度を
初めて導入する。

 ソウル市の関係者は4日「外国人観光客の被害をなくすため、観光警察の導入を推し
進めている。現在、文化体育観光部(省に相当)や警察庁など関係機関と協議している」
と語った。観光警察は、外国人観光客がぼったくりや窃盗などの犯罪に遭った際、これを
担当・解決することになる。

 ソウル市では、市内の韓国特区のうち、明洞・鍾路・東大門の3カ所にそれぞれ約10人ずつ
試験的に観光警察を配置することを検討している。韓国観光公社によると、ぼったくり・窃盗
など外国人観光客からの被害の届け出は、2009年の時点では468件だったが、昨年は
897件に急増した。

 ソウル市が観光警察制度を導入するのは、年間1114万人(昨年)に達する外国人観光客の
被害をなくし、犯罪を予防する必要性が指摘されているからだ。

 ソウル市は、観光警察制度について二つの案を検討している。まず一つは、現在の観光特区内
にある警察の地区隊・派出所(いずれも交番に相当)に、外国語のできる観光警察を配置し、
被害の届け出を受理・処理するという案。この場合、観光警察の服装は一般の警察官と同じに
せず、騎馬部隊の服装などのように外国人観光客の視線を引き付けやすいデザインにする予定だ。

 もう一つは、観光警察の地区隊を別に設け、警察要員を配置するという案。既存の地区隊を
活用するとなると、警察力の分散により治安の空白が生じかねないことから、新たに観光警察の
地区隊を設けたいという。ソウル市は、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が警察の人員増を約束
していることから、観光警察の人員拡充には特に問題はないとみている。

 現在観光警察の制度を運営しているタイとマレーシアでは、観光客が関係する事故はもちろん、
ぼったくりの仲裁にも入り、さらに観光客のための旅行情報や救急処置サービスまで提供している。

 ソウル市は「両国のケースを参考にして観光警察制度を運用する計画」と語った。

 ソウル市の朴元淳(パク・ウォンスン)市長は今月3日、文化体育観光部の劉震竜(ユ・ジンリョン)
長官と会談し、観光警察制度の導入に向けて協力を要請したという。また、警察庁など他の
機関とも協議を進めている。

 ソウル市の関係者は「観光警察制度を導入に向け、法改正が必要かどうかなどを話し合っている。
外国人観光客の韓国に対する好感度が高まり、来韓者も増えるだろうと期待している」と語った。

オ・ユギョ記者


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版: 2013/07/05 11:07
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/07/05/2013070501150.html