韓国の未来を考える政治家なら、このような情報通信の革命の中で生きていく世界で、どうすれば大韓
民国の地位を高め、世界に伝えるべきかを考えなければならない。現在行なわれて西海(ソヘ・黄海)
北方限界線(NLL)をめぐる泥仕合のような暴露政治、不確実の政治が韓国の未来を悩む政治家の姿
なのか、深く省察しなければならない。
野党は、街頭政治ではなく国会内での討論と交渉で政局を解いていかなければならない。野党の街頭
政治は、議会民主主義を放棄する行為だ。そして、与党の無能な傍観の政治、自暴自棄の政治は、
野党を街頭に追いやる無責任な行為だ。国家情報院のコメント疑惑で増幅された不正選挙への批判の
目をそらすための攻撃の政治は、野党の政治放棄を煽る最大の原因だ。結局、与野党いずれにも責任
がある。
「甲」と「乙」の政治のような消耗的政争よりも、国民を真の「甲」と考える政治家の姿勢が優先されなけ
ればならない。ただでさえ日々の暮らしが苦しい国民のことを少しでも考えるなら、消耗的な論争と街頭
政治で貴重な時間を浪費せず、国民生活の政治に復帰することが真の「乙」の姿勢だ。
政党と政治家が変わらなくては、韓国政治の未来は一寸先も予測できなくなる。政治改革と政党改革
は、国民を「甲」と見る政治から始まらなければならない。民主的価値と政治ビジョンで国民に接近せず、
政治家が離合集散を繰り返すなら、韓国の政治発展に再び逆行する行為ということを忘れてはならない。
政治家は、今日の人気と票だけを意識することなく、未来の歴史評価に勝負をかけなければならない。
政治的妥協と対話、そして国民への説得と疎通は、韓国政治の新しい指標を提示し、韓国政治の水準
を世界に知らしめる重要な手段であり、「国の格」を高める近道であることを肝に銘じることだ。
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2013070274098