韓国最大の日刊紙「朝鮮日報」のウエブ版にとんでもない論説が掲載されているとネットで話題になっている。
敗戦国の日本は同じく敗戦国のドイツに学び、戦争犯罪の代価として
過去に被害を与えた国家に国土の一部を献上して謝罪すべきだ、というのだ。
この論説のコメント欄には「良心が麻痺した日本の指導者を覚醒させる記事だ」などといった評価が並んでいる。
この論説は朝鮮日報国際部イ・ハンス記者が書いたもので、2013年7月3日付けで配信された。
タイトルが「日本を正常にするには」となっていて、
今後の東アジアの秩序を主導する道徳的名分と政治的地位を固めるため最も良い方法は、
「現在の日本領土の一部を過去の被害を受けた国に割譲すると宣言することである」
と主張している。これは唐突な考えではなく、日本と同じ敗戦国のドイツは、
被害国ポーランドに日本の九州・四国・沖縄の土地を合わせた2倍以上の土地を割譲した。
九州の70%に相当するアルザスロレーヌ地方は完全にフランスの領土になり、そこの住民はフランス人として暮らしている。
なぜ日本がドイツを見習わなければならないかといえば、自国の一部を被害国に献上したドイツは今、
ヨーロッパで最も影響力が大きい国となったからで、日本も東アジア共同体の中心国家として成長することができる、としている。
もし献上できなくても日本を正常化する方法は他にもあり、
ドイツがそうしているように日本は毎年8月15日に被害国国民に繰り返し謝罪すること。
日本の総理以上の責任者が日帝虐殺現場の堤岩里や、
中国南京などを訪れて許しを請うならば被害国民のわだかまりは一時的に雪が解けるように無くなるという。
そして、「侵略の定義は決まっていない」とか「慰安婦強制動員の証拠はない」といった妄言は吐かず、
A級戦犯が合祀された靖国神社にお参りに行かないだけでも話し合いの糸口はつかめる。
ただし、残念ながら現自民党政権はこうしたことができる独自の能力がないように見える、と結んでいる。
この論説のコメント欄には賛同する意見が多く、
「朝鮮日報の記者らしい記事。この記事をどうすれば日本人に読ませる事ができますか?」
「良心が麻痺した日本の指導者に覚醒を促す記事です」
「私たちが力のある時代の日本は非常に従順だった。日本があのような態度をとるようになったのは近代以降で、
それは韓国や中国が弱くなったから。日本にあれこれ要求するだけでなく、私たちの国力も上げなければならない」
などと書かれている。
日本国内ではこの記事に対し、
「ドイツの歴史を全く知らないで書く韓国の記者って・・・」
「日本も敗戦で朝鮮半島、台湾、樺太、千島とか様々な領土を失ってるわけだが・・・。
ほんと朝鮮人って国際法がまったく理解できてねーな」
などといった冷めた意見が多くネットに出ている。
http://www.j-cast.com/2013/07/04178764.html?p=all