暗躍するフィクサーに見た、原子力ムラの底知れぬヤミ(今西 憲之)
http://news-log.jp/archives/8075 ワシが取材したフィクサー、温泉地で有名な鹿児島県指宿市に目もくらむような、とんでもない豪邸をもっていた。白亜の豪邸って、こういう家をいうねんと思ったわ。
キンキラキンのゲート、庭には見えただけで、高級外車3台。隣接地には、真っ白い陸橋がかけられ、砂浜とプール。馬が歩けるパドックまであり、白い馬がつながれていたな。
この豪邸には、ペルーのフジモリ元大統領まできたそうや。近くの港には、豪華なクルーザー。1隻はフィクサー、もう1隻はフィクサーの家族が所有。そのクルーザーで、フィクサーに案内され森田町長の前任の町長や町幹部らが核関連施設の誘致場所を見学したこともあった。
事実、フィクサーの会社は、大臣経験者を役員に据えたり、大物政治家の政治団体に事務所を提供するなど、パイプの太さは十分、うかがえる。
ワシは3月、フィクサーと2度にわたり、1時間以上、向き合って話をした。フィクサーは、南大隅町だけでなく、鹿児島県種子島での同じような施設の誘致をしていた。聞けば、鹿児島県だけでなく、あちこちで、核処分場の誘致しているという。
「どうしても必要なものだから。嫌な仕事だが、誰かがやらなきゃ仕方ないので、自分でやっている。すべて、ポケットマネーで活動している」と話した。