8 :
地震雷火事名無し(愛知県):
2012/11/09 富士山が大噴火したら…都内道路の灰、除去に4日必要
http://www.asahi.com/science/update/1108/TKY201211080592.html 上記ニュースに関連する資料は以下の資料だが、想定が甘いと思われる
資料2:【大量の降灰への対策(大都市圏/山麓)】
http://www.bousai.go.jp/kazan/kentokai3/20121107/20121107siryo2.pdf 資料より引用(引用部分は『』)
『降灰は、富士山宝永噴火(1707年)の実績と同程度とし、総噴出量約7億m3の火山灰が
16日間降り続く現象を想定する。』
宝永噴火(1707年)は直前の噴火(1559年永禄噴火)から150年分のマグマを蓄積後のものであり
今回噴火する場合は直前の噴火(宝永噴火1707年)から300年分のマグマを蓄積後となる。
単純に考えて、宝永噴火(1707年)の倍の量の噴出物があることが想定される。
『東京道路清掃協会が保有するロードスイーパー85台で道路清掃を行うと』
最低でも火山灰の除去に4日間(24時間稼動)かかるとしているが、
降灰中の物流、物資補給に関する検討が丸々漏れている。
道路の距離で換算しているため、除去活動後に降灰があった場合はやり直しとなる。
さらに、東京都に1cmの降灰があった場合、その総量は10dダンプ205万台とあり
4日で延べ205万台≒1日あたり50万台≒ロードスイーパー1台に1日あたり延べ5900台の10dダンプ?
という現実離れした試算(1日は1440分しかありません、、)
個人レベルで対策を考える場合、火山灰は除去されていない状況が数ヶ月続くことを想定した方がよいと思う。
検討シナリオは楽観的な予測に基づくもので、実際に噴火が起こった場合は想定以上の影響があると考えられる。
資料2:【大量の降灰への対策(大都市圏/山麓)】
http://www.bousai.go.jp/kazan/kentokai3/20121107/20121107siryo2.pdf その他気になる点を少々、資料より引用
○道路通行
『過去の事例より、湿潤時は1cm以下の降灰で、乾燥時においても2cm程度で道路通行に支障をきたすことがわかる。』
○自動車
『どの程度の条件(降灰濃度×時間走行)まで走行可能かは、主にフィルターの性能に依存すると考えられる。』
→フィルターを素通りした火山灰は、おそらくエンジンで一部融解し、焼きつく
○鉄道運行
『鹿児島市交通局へのヒアリング結果によると、電車の車輪とレールの間に灰が5mm程度以上挟まると
電流が流れず電車が動かなくなる、信号機や警報機が誤作動する等の障害が生じている。』
○送電施設
『降下火山灰による停電は、低圧の配電網では1〜2kg/m2(比重1なら層厚1〜2mm)の降灰量でも発生している。
各事例では降灰と同時、または直後に雨が降るか、霧が発生し、停電に至った。』
『高圧の送電設備は碍子の傘が大きく、火山灰が奥まで吹き込み難いので低圧の送電設備よりせん絡に至り難く、水平に
設置された碍子など特定のものにせん絡が発生する。』