【原発】御用学者のリストを作るスレ★46【推進派】
北海道新聞夕刊のコラムからだけどムカつくので投下する
魚眼図 絶対的な安全はない
福島第1原発の事故の放射能の影響が問題になっている。
土地も空気も汚染されている可能性があり、農作物や魚介類などの食料も汚染されている可能性がある。
土地が安全か食料が安全か当然気にかかる。
しかし世の中に絶対的な安全などありえない。
世界中のどの土地にもどの空気にも放射能は含まれている。
どの食料にも含まれている。
その放射能が多いか少ないかという相対的な問題である。
どの災難から絶対的に安全な場所も世界中に存在しない。
交通事故もあり、暴力沙汰もあり、悪天候による災害もある。
外出するのは常にそれなりに危険を伴う。
一方で家の中にいても飛行機が墜落するかもしれないし心臓まひで倒れるかもしれない。
たとえ地下シェルターにこもっても死ぬときは死ぬのである。
酒やたばこは当然危険を伴うし、塩や砂糖だってときに危険を伴う。
健康にいいと言われるものを口にしても絶対的に安全ということはない。
生きるということは危険と向き合うことである。
原発の安全神話が批判されているが、これは日本人が絶対的な安全か否かの答えを無理強いしていた側面もあると思う。
1か0かを問われれば1と答えざるをえない。
現実の答えはいつも1と0の間にある。
どんなに注意しても事故を起こす可能性がある。
その可能性がどれくらいか、起きたときの影響がどれくらいかを冷静に考えて可能な範囲の準備をしておくということである。
交通事故で言えば起きる確率は自動車が飛行機よりはるかに大きいが、影響は飛行機の方が自動車よりもはるかに大きい。
生きている限り絶対的な安全は存在しない。
そう割り切って確率と影響の大きさを考慮して生きていくしかないのである。
(松原仁・公立はこだて未来大教授=人工知能)