★ 最後の希望 広瀬 隆 ★2

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169地震雷火事名無し(山梨県)
>>166でURLを貼ったが、それだけではどうせ誰もビデオを見ないし、書き起こしも読まないだろうから、内容を直接貼ることにする。
しばらくこの作業が続くよ。

書き起こし全文通し
http://logsoku.com/thread/uni.2ch.net/radiation/1322400358/7-11
まずは、
http://logsoku.com/thread/uni.2ch.net/radiation/1322400358/7
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7 自分:名無しに影響はない(東京都)[sage] 投稿日:2011/12/01(木) 21:50:09.99 ID:aZQV5+c8
2011年9月20日、長野県の八ケ岳南麓にある富士見町葛窪で行なわれた広瀬隆氏の講演会のビデオを見た。
いつも話される内容の他に、新しい話題としてリニア新幹線について語られた。

広瀬隆講演会「リニア新幹線と原発」前編
http://www.youtube.com/watch?v=zCrCVQqNYCI&feature=related
広瀬隆講演会「リニア新幹線と原発」後編1
http://www.youtube.com/watch?v=Jfg2AwPhM-U&feature=related
広瀬隆講演会「リニア新幹線と原発」後編2/質疑応答
http://www.youtube.com/watch?v=fZs90F3-ivE&feature=related

広瀬さんのリニアの話の要点を書いてみる。
リニア新幹線の話は、後編1 の冒頭〜8:50 (そのあと浜岡の話等)、その後のリニアの話は53:00〜1:40

リニアは東海道新幹線の3〜5倍のエネルギーを必要とし、山梨県立大伊藤洋学長の試算では、544万Kw=原発5基分の電力が必要である。
JR東海はリニアへの電力供給のために浜岡原発再稼働を目論んでいるのではないか。
JR東海の葛西敬之(よしゆき)会長が「原発継続しか日本の活路は無い」と語った記事が、2011/5/24の産経新聞に掲載された。
葛西敬之の発言内容
「原子力を利用する以上、リスクを承知の上で、それを克服・制御する国民的な覚悟が必要である。
腹を据えてこれまで通り原子力を利用し続ける以外に日本の活路は無い。
政府は稼働できる原発をすべて稼働させて電力の安定供給を堅持する方針を宣言し、政府の責任で速やかに稼働させるべきだ。」
JR東海が原発推進に一役買おうとしている正体が明らかとなった。
リスクを覚悟して原発を利用しろ=事故を覚悟して新幹線に乗れ これと同義だ。鉄道会社の会長の言うべき言葉か?
しかも、5/24の閣議で「東京電力に関する経営・財務調査委員会」の設置が決定され、葛西敬之は委員に選ばれた。こんな奴が。
疲れたので続きは後日書く。
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170地震雷火事名無し(山梨県):2012/06/12(火) 23:44:22.90 ID:hp+6JIAT0
>>169の続き
http://logsoku.com/thread/uni.2ch.net/radiation/1322400358/8
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8 自分返信:名無しに影響はない(東京都)[sage] 投稿日:2011/12/02(金) 20:26:17.86 ID:ayxxshiR
続き
リニア・プロジェクトはこれまで原発増設を前提に進められてきたということだ。
原発事故後の節電が必要な時期に、突然リニア実現に向けて動き出すとは何ごとだ。
どう考えたっておかしい。これは浜岡再稼働を狙ってのことだろう。
これまでリニアを取り仕切って来たのは、菅内閣の国土交通大臣の大畠章宏であり、こいつは日立製作所で原子力プラントの設計と建設をやっていた原子力マフィアの一員である。

野田内閣になって、国土交通大臣は前田武志に替わった。
前田武志の兄、前田肇(はじむ)は関西電力常務取締役で核燃料を担当していた。
前田武志の姉、典子の夫、木村逸郎は、東大工学部教授→原子力安全システム研究所長
前田武志の叔父、前田正男は、「再軍備兵器(=核兵器)生産に備えた科学技術庁」設立を提案した男で、科学技術庁長官・原子力委員長を務めた。こいつは悪の黒幕だった。
このように前田一族は、オール原子力(原爆開発)一族である。

8:50以降は浜岡の話等、その後のリニアの話は53:00〜1:40に再開
リニア狂気の計画の問題点
1. 計画の進め方滅茶苦茶 住民の意見を聞いていない。
2. 日本有数の地震地帯、活断層地帯に通そうとしている。
3. 南アルプスの自然破壊甚大
4. 必要性が全くない。
5. 原発からの電力供給を前提としている。
6. 電磁波の危険性を無視している。

リニアは運転士が無人であり、最高時速580Km/hで、計画では東京-名古屋、1時間あたり最大8本運行、5000〜7000人を運ぶとしている。
現実はこうだ。
電磁波、騒音、用地買収の問題があるので、80%以上の走行路線が地下40mより深いトンネル内となる。
しかも世界で実用化例のない「超電導磁気浮上方式」であるため、成功の見込みさえ不明だ。
ドイツは2008年に、リニアを完全に断念している。

「必要か、リニア新幹線」 橋山禮次郎著 岩波書店 2011/2/3初版発行 これをぜひお読みください。
リニアは絶対に失敗すると書いてある。

2011/4/21、国土交通省交通政策審議会の中央新幹線小委員会(委員長・家田仁東大教授)が最終答申案をまとめ、「南アルプスルート」、「超電導リニア方式」での建設を明記した。
福島事故のドサクサに紛れて、リニア推進を始めた。
この家田仁がまとめた答申案に対して、国土交通省鉄道局がパブリックコメントを国民に求めた。
5/12、パブリックコメントの結果が出た。
1. リニア新幹線を早期に整備すべき       16 ( 3%)
2. リニア新幹線に反対、中止、再検討すべき 648 (97%)
圧倒的多数がリニア反対。
ところがパブリックコメントは完全に無視され、5/26にリニア整備計画が決定され、5/27にJR東海が建設することに決定された。
この直前の5/24の産経新聞に、>>7の葛西敬之の発言が掲載された。
6/7には、JR東海が中間駅候補地案を公表した。
8/6朝日新聞では、ルートも決定公表された。

今日はここまで、あとは後日書く。
要点のつもりだったが、重要な話が山積みなので、ほぼ書き起こしのようになっている。
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171地震雷火事名無し(山梨県):2012/06/12(火) 23:46:41.22 ID:hp+6JIAT0
>>170の続き
http://logsoku.com/thread/uni.2ch.net/radiation/1322400358/9
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9 自分:名無しに影響はない(東京都)[sage] 投稿日:2011/12/04(日) 18:41:00.65 ID:XBkpCo/A
続き
リニア新幹線の必要性
JR東海は、「東海道新幹線の輸送能力が限界に近い」という理由で、バイパス建設の必要性を主張してきた。
しかし、最近の年間座席利用率は、2008年度61.2%、2009年度55.6%である。(橋山禮次郎著書より)
半分しか座席が埋まっていないのに、なんでバイパスが必要なのか?
東海道新幹線とリニア新幹線を満席にするには、今の乗客数の4倍に乗客を増やさなければならない。
そんなことできるはずがなく、もし作られても、リニア新幹線はまったく無用の長物となる。

じつは、2010年5月の政府の審議会は、上の輸送力増強のためのバイパス必要論の主張を自ら取り下げていた。リニア建設の主な理由が消えていたことになる。
残る口実。
1. 東海道新幹線の老朽化対策→補修すればよい
2. 東海地震対策としてのバイパス→鉄道のバイパスなど世界のどこにもない
3. 高速走行列車の夢→バカらしすぎてコメント省略している

電磁波の危険性についての荻野晃也氏(電磁波環境研究所所長)の話
リニアの車両内は強烈な電磁波に晒される。
リニアの車両床面では、20万mG(ミリガウス)=200G、座席でも2〜5万mG=20〜50Gの電磁波に晒される。
近年、送電線の電磁波が問題になっている。
小児白血病、小児脳腫瘍、小児癌との因果関係、胎児への影響、流産、精子に対する影響、脳と神経に対する影響について、多数の報告がある。
小児急性リンパ性白血病の発症率は、4mG以上となると4.73倍に高まる(国立環境研究所の兜論文)。
小児脳腫瘍の発症率も、4mG以上となると10.6倍に高まる(国立環境研究所の兜論文)。
送電線から50m以内では、小児白血病が3.08倍に増加する。
リニア新幹線の場合、昔の公表データでも、座席で2.697万mG=26.97Gの電磁波に晒されるが、遮蔽シールドを用いると、これが3820mG=3.82Gに減少するとされた。
リニアの実験線の車両床面では、600〜4000μT(マイクロテスラ)=0.6万〜4万mG=6〜40Gだとされている(国立環境研究所)。
これは危険領域である0.4μT=4mGの1500〜1万倍に当たる。

今日はここまで。
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172地震雷火事名無し(山梨県):2012/06/12(火) 23:48:15.63 ID:hp+6JIAT0
>>171の続き
http://logsoku.com/thread/uni.2ch.net/radiation/1322400358/10
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10 自分:名無しに影響はない(東京都)[sage] 投稿日:2011/12/05(月) 21:23:35.85 ID:3Lo2BhUH
続き
リニアは時速500Km/hで、80%地下トンネルを突き進む。
速く着きたい人は飛行機に乗る。こんなものに乗りたい人など誰もいないはずだ。
リニアは完成したとしても巨大な赤字路線となり、そのツケは他のJR東海路線の値上げで帳尻合わせされる。

誰が巨額工事費を負担するのか
リニアのトンネルの断面積は新幹線の1.2倍である。路線の底部と両壁には、びっしりと電磁石を設置するので、巨額投資を必要とする。
従来の新幹線の工事費が50億円/Km程度であったのに対し、リニアでは200億円/Kmと4倍も掛かる。
東京-名古屋間280Kmでは、5兆4300億円とされているが、実際には7兆円は掛かる。東京-大阪間では10兆円を超える。
JR東海1社でこの工事費を負担するというが、2011年現在で既に3兆円の借金を抱えている。さらに5兆円超の借金を増やして会社が持つのか?
会社は破綻するので、ツケはすべて国民の税金で賄われることになる。
もんじゅの建設費2.8兆円、六ヶ所再処理工場の建設費2.2兆円、無用の長物のこれらと同じことになる。
リニアは1県1駅なので、ほとんどの沿線住民には何の利益もない。東京、名古屋、大阪の住民しか使わない。

自然破壊
トンネル掘削により生じる莫大な土砂を、いったいどこに処分するつもりなのか?
既に、山梨実験線の延伸により、山梨県笛吹市御坂町では地下水が枯渇する異変が起きている。
巨大なトンネルを掘れば、地下水流出や大規模な地盤沈下等の異常が起こることは、これまでに分かり切っている。
シールド工法しても地下水噴出は防げないので、大量のセメントミルクを投入することになり、地下水を汚染する。
小規模トンネルでも問題になっているのに、リニアではとてつもない自然破壊・汚染が起こる。
ドイツは自然破壊を懸念して、2000年にリニア計画を放棄した。
ダメとわかっているこんなものを、日本で作ってよいのか。

今日はここまで。
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173地震雷火事名無し(山梨県):2012/06/12(火) 23:59:15.45 ID:hp+6JIAT0
>>172の続き
http://logsoku.com/thread/uni.2ch.net/radiation/1322400358/11
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11 自分:名無しに影響はない(東京都)[sage] 投稿日:2011/12/06(火) 21:29:28.09 ID:h6MX4Vkq
続き
事故の危険性
1991/10/3、宮崎のリニア実験線で車両全焼事故が起きた。
リニア新幹線は80%が地下40mのトンネル内なので、事故が起きたら乗客は脱出できない。
2004/10/23、新潟県中越地震M6.8で、新潟新幹線は初めて脱線事故を起こした。高架橋脚の崩壊した箇所もあった(加速度2515ガル)し、トンネル内で線路の路盤が数十cm隆起したところもあった。
1995/1/17、阪神大震災で高速道路の高架橋が倒壊したが、原因は解明されずにすぐに撤去された。中国よりも日本のほうが隠すのがずっと上手い。
リニア新幹線は運転士が無人で遠隔操作されるので、電源喪失=停電すれば、即、大惨事を起こす。
乗客は、真っ暗な地獄の底で、穴埋めになって死ぬのか?
リニアの話は、ここまで。
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リニアのことは、ほとんど知らなかったので、とても勉強になった。
広瀬氏の言うように原発事故後、バタバタとリニア建設推進の話が湧きおこり、なんだか怪しい雰囲気を漂わせていたが、やはりリニアなんてとんでもない話だった。
こんな計画はただちに中止すべきだ。研究も止めたほうがよい。もんじゅと一緒だ。こんなものは一切要らない。

このビデオを見る前に、職場の人からこんな話を聞いていた。
高圧送電線の下に住んでいた3人家族がいたが、両親は50代で二人とも白血病で亡くなり、子も現在50代だが白血病で治療中だそうだ。
この情報をくれた人は、俺とはまったく違い、原発事故にも無頓着な人で、東電にも恨みは無い人だ。こんな身近な善良な一般市民から聞いたことなので、おそらく真実だと思う。
一家3人とも白血病になんか、普通なるか?どう考えても高圧送電線の電磁波のせいだろう。
これを聞いていたから、ますます電磁波が恐ろしくなり、調べてみた。

身近な問題「電磁波と健康」
http://www.sei-ken.co.jp/mijika_denji.htm
電磁波による人体への影響|電磁波と上手く付き合おう
http://www.e-smog.jp/electromagnetic/infuluence.html

高圧送電線どころか、ホットカーペット、こたつ、パソコン、冷蔵庫、携帯電話・・・・、広瀬さんが危険と言っていた4mGをはるかに超える電磁波源が、身の回りの至る所にあることを知り愕然とした。
放射能だけでも大変なのに、電磁波の心配までもしなきゃならんのか。
ましてや、リニアのとてつもない磁場の作る電磁波は、殺人ものだと容易に想像できる。
こんなものを作ろうとしている奴らは、カネに目がくらんで、完全に狂っている。原発とまったく同じ構造だ。
リニア計画なんか、ただちに白紙撤回しろ。
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貼り付け完了。
原発やダムや有明海干拓事業で、我々は散々懲りたはずだ。
いったん動き出してしまえば手遅れで、もう誰も止められない。
リニアでも、また同じことを繰り返すのだろうか。
リニアはまだ間に合う。今のうちに絶対に潰さなければならない。