がれき受け入れ 大分知事も検討

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154地震雷火事名無し(茸)
放射能汚染の低さ・・っていう議論は、いくら言っても結論はでない。

まあ、半分入ったミルクを見て、
「半分も入っているぞ。」と言う人と、
「半分しか入ってないぞ。」と言う人といるからな。



空間線量が低いから心配ないのか・・という議論も結論はでない。

空間線量は「統計」だ。 
飛行機が自動車より安全か? と言う議論にも似てる。

統計的には飛行機のほうが、利用者の総延べ時間数 対 死者の数 で較べれば
比較にならないくらい安全といえる。

だが、統計がどうだろうと、極稀だとしても、君が乗る飛行機が運悪く落ちたら君は死ぬ可能性がある。

同様に、空間線量が低ければ、放射能由来の死者の数は放射能非由来の死にまぎれて、
統計的には有意にはならず・・・つまり統計的には全く安全といえる。 
これは主張に間違いは無い。

だが、線量が低くても、
状況証拠的に極少数だとしても放射性塵が存在してることが分かっている場所に君がいて、
運悪く、たまたま宙に舞い上がった放射性塵を吸い込んだら、君は死ぬ可能性がある。
これも主張に間違いは無い。


で、「瓦礫受け入れで空間線量が低いから心配ないのか?」という問題にもどると・・・、

まあ、自分の飛行機が落ちていくときに「統計的には安全だったから仕方ないさ。」と思える人と、
「あ〜、だから飛行機はいやだって言ったのに無理やり乗せられた〜。」と思う人といるように、

自分が将来、肺癌で死ぬときに、
「統計的にって自分の肺癌は受け入れた瓦礫とは関係なかった確率が超高いから誰も恨むまい。」
と思える人と、
「自分の肺癌は、運悪く瓦礫に付着してたほんの数moll のプルトニウムを吸ったせいかもしれない。
悔しい。受け入れ反対だったのに〜。」と思う人といるからね・・・。


・・・だが、ひとつ言えるのは、

たとえ遠くの人を救うとかの善意の動機だとしても、
「飛行機は落ちるから乗りたくない!」と嫌がってる人に、
「飛行機はめったに落ちないんだから、君の恐怖は正しくない!」と言って、
嫌がる人を無理やり飛行機に乗せるのが人道的か? ・・・ということを考えるべきなんじゃないか?