ブラックエンジェルズ ザ・松田(別冊週刊ゴラク連載 平松伸二作)
−−−原子力マフィアに制裁編完結−−−
強満電力の100ページ以上ある賠償請求書に騒然とする福島の被災者。さらに黒塗りの手順説明書に怒りの声も。
場面が変わって福島の黄門様宅の核シェルター内で談笑する黄門様と福島県知事。
「この核シェルター内にいれば500mの距離で核爆発しても大丈夫じゃ、ハッハッハ」と黄門様。
「地下原発を作ればまたガッポリ儲けられますよ」と福島県知事。
そこへ松田さんが核シェルターの壁を拳でぶち抜いて登場「核シェルターも大したことねえな」。
「副知事がお前らの陰謀で前知事が逮捕された証拠を警察に持ち込む。お前らももう終わりだ」と松田さん。
「原発推進は国策なんだ。警察も検察も裁判所もぜんぶ味方なんだ」と黄門様。
そこへ松田さんの鉄拳が炸裂。「おまえたちは国家も恐れないのか・・・」黄門様と県知事が断末魔をあげて絶命。
場面が変わって東京の強満電力社長宅。放射能を避けて一家でハワイへ行くために自家用車に乗り込むところ。
いつのまにか運転手が雪藤に入れ替わって催眠スプレーで全員眠らせた。
目覚めたら全員福島第一の事故現場が間近に見える檻の中に囚われている。
松田さんの持ってるガイガーカウンターは振り切れている。
社長の家族はうろたえて「もう原発はやめる、やめてくれー」と泣き叫ぶ。
しかし、社長は気丈に「原発はやめない」と強がる。
場面が変わって明治公園の脱原発集会を見つめる雪藤と松田さん。
雪藤「松田さん、これからどうなるんでしょうねえ」。松田さん「俺たち国民が決めることだよ」。
「このくそったれ、放射能め!!」と中空に回し蹴りをする松田さん。
するとそこだけガイガーの数値が減少。放射能にも気合いで打ち克つ松田さんであった。
・・
【要塞勝俣屋敷】テルアビブの米国大使館よりも堅牢―炭小屋に身を潜める電力業界の最高権力者
勝俣邸前を訪れた報道陣を追い返す警察官。右端はポリスボックス。(25日、新宿区左門町。写真:筆者撮影)
http://tanakaryusaku.jp/wp-content/uploads/b257de4bc1913bf9bc3e40f7a9e70d30.jpg 勝俣邸入り口の路地を固める警察隊。玄関前まで警察官で埋め尽くされた。(筆者撮影)
http://tanakaryusaku.jp/wp-content/uploads/73535ce5eb4b692b25d9d6398227d6f4.jpg 日本国民を放射能の恐怖に陥れ、福島県民の生活を破壊しながら、誰一人として責任を問われない東京電力。その頂点に君臨する勝俣恒久会長の屋敷(新宿区左門町)は、
テルアビブの米国大使館よりも堅牢だった。正面は分厚いコンクリートの壁だらけで窓はない。要塞さながらである。ポリスボックスまで設けられており、警察官とガードマン(ALSOK)が守りを固める。
JRや民間の工場などが大きな事故を起こしたら、警察の捜査が入るのが普通である。責任者に安全管理義務違反があれば、「業務上過失傷害」などで検挙される。
ところがチェルノブイリ原発事故と同じ世界最大級の事故を引き起こしていながら、東電の刑事責任を問う動きは全く見られない。
※スレスト
電力王勝俣の要塞邸宅
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/lifeline/1324986314/