震災後落ちつくまでの思いで

仙台防災厨16
後続車が諦めて帰って行く中、目立たないように親戚に声をかける。快く給油
をしてくれることになったけど、給油してると他の人も給油できると思って来
ちゃうから、しばらく待ってて、と。

確かにベンツが一台止まっていてどうしても給油してくれとずっと粘っている。
20〜30分ぐらい押し問答の末、「家族も親戚も誰も給油してないんですよ、な
くなるかもしれないのに…」と説明してやっと帰ってくれたらしい。

「いやまだあるにはあるけど、だけど完全に空にはできないさぁ、他のお客さ
んには帰ってもらったのに１人だけ特別扱いもできない」とのこと。また、自
家発電に使う軽油も心配で、それがないとポンプアップできなくなるのでガソ
リンがあっても、どうしようもなくなるし、とのこと…。

途中で「６時で閉店です」と伝言が回っては来たけれど、確かにこれだけ並ん
だ末に給油できないと、ガッカリはするよな、と思いつつ、でも、こんな事態
なのだから、スタンドも電気も使えず不自由な中で一生懸命やってるのだし、
不手際があってもしょうがないじゃん、という気持ちも…。

いよいよ我々の給油。お客さんには10Lだか20Lずつしか入れてなかったらしい
けど、私は満タンにしていただく。また、灯油のタンクもひとつ貸してもらっ
て18L求めることができた。冷凍のハンバーグ、パン、ジャムをお礼に差し上げ
た。なんていうかな、いざとなったらお金よりも食べ物が大事というか、喜ば
れるなあと実感。もちろんガソリンと灯油の支払いもしていますが。

仙台防災厨17
姉とはそこで別れ、街頭もなく、信号もつかない、真っ暗な郊外の道を走って
帰路に。４号線は、信号がついていて、このあたりは通電してるのかなと思っ
たが、信号以外は暗かった。

よく知ってる筈なのに、４号線から左折して泉方面に入る角を見落として通過
してしまう。えええ、なんでー、と思ったら、無意識に目印にしていた建物の、
いつもはライトアップされている看板が、完全に闇に紛れて見えなかったせい
だった。

長時間並んでやっと買った貴重なガソリンを、こんなことで無駄に、と地団駄。

４号線の信号は灯っていたが、他の道路ではやはり消えていた。
既に夜７時を過すぎていたので、車はほとんど走っていなく、信号が止まって
いてもそれほど困らず、しかし注意しながら運転。

たまに道路にしわが寄ったように凹凸が出来ているところがあって、目視でき
た所では減速したり対処。

帰宅して、空を見たら、周りが真っ暗なせいで星がとてもよく見えて、感慨深
い気持ちになりました。

以上、11〜12日の記録です。細かい取るに足らないようなことも書いてみまし
た。その後の記録も、もしかしたらそのうちまた記してみるかもしれません。

仙台防災厨さん、ありがとうございました。ひとりひとりの震災の記憶、大変貴重な物だと改めて感じました。

>>640のNo.14は3月13日（日）の記録でした。
なので、3/11〜13３日間の記録なのでした。
わーん大失敗です。。。

>>644
レスありがとうございます。沿岸部でもないし、取り立てて特別な出来事があっ
た訳でもないし、と思っていましたが、何気ないことやささいな出来事も、書け
ばそれなりに意味あるかもと思ったので記してみました。

大変意味があると思います。日本中、いつ震災に遭うかわかりませんし、一人一人状況が違いますし。
ちなみに私の知っている薬剤師さんは、白衣を着てガソリンスタンドに並び、「緊急車両だ!!」と言って優先的に入れて貰ったそうです。
それをさも賢い事をしたかのように自慢していて、「なんだかなぁ」と思いました。

福島県中通り在住。
夫と子供あり。
当日は偶々海外へ行っていて翌日帰国の予定だったが、
地震から3時間ほどたって地震を知らされる。
同行者はみんなホテルでNHKBSに釘付け。
テレビでは、仙台空港の津波の様子と気仙沼が燃える様子が出ていて、唖然とした。
携帯もネットも繋がらなかったが、iPadを持参していた人がいたため、地震情報を見させてもらい、余震の数に驚きと不安を感じる。
原発の話は全く知らず。
なんとか翌日2時間遅れで飛行機が飛び、帰宅。
続く。

家が壊れてるかと思ったが、ちょっとヒビが入ったりしてる以外は、なんとか家は無事。だが食器はほぼ全滅。
冷蔵庫が開いてなかったのが意外だった。
食器棚自体や寝室のタンスは突っ張り棒で対策していたので、まだマシだったのかも。
10日前に買ったばかりの地デジのテレビも無事だった。
ライフラインも全て大丈夫だったのが不幸中の幸いだった。
が、帰宅してからすぐ原発の話を知る。
それからは毎日夫は会社の合間に買い出し、
私は子供と自宅待機で原発のニュースに釘付け。
帰宅当日から、ライフラインがダメになった少し離れた場所に住む友人も数日同居。
ずーっとニュースをやってるので寝るに寝られず。
お互い寝よう！と意識してテレビを消さないとなかなかテレビが消せなかった。
毎日一つずつ原発が爆発していき、
なぜか朝方決まって記者会見をやるので、朝起きるのが怖かった。
続く

愛知に親戚がいて、最初は冗談で、
「もしかしたらお世話になるかも」なんて話していたのが、物不足、ガソリン不足のため、ホントにお世話になることになる。
ガソリンは下手したら1ヶ月位入らないかもという噂がたち、食いぶちを減らした方がいいと感じ出した。
赤字路線で散々文句を言われていた福島空港が、たまたま名古屋への臨時便を出していたので、それに乗ることにした。
旦那も「この先原発に何かあっても、男一人ならどうにでもなるから」と、私と子供を避難させることに同意。
何とかボタン連打で航空券を手配。
空港に行った日は雨。
旦那はサッカー観戦のようなベンチコートを着ていたが、子供に触らせるな、あと車にも触らせるな、窓にも触らせるな、と。
子供はパパ大好きなのでまとわりつこうとするのだが、それを阻止するのが辛かった。
エアコンを切って曇ったガラスに目をこらしながら、うねった道路を空港へ。
空港は普段の閑散とした様子はどこへやら、
駐車場は満杯、建物はチケットや整理券を取る人で満杯、毛布を敷いて寝泊まりしてる人も沢山いて、
ホントに映画を見てるようだった。
続く

搭乗手続きが始まるまでの間、子供や旦那とつかの間の家族団らん。
私は次は福島県が封鎖されるんじゃないか、旦那にも会えなくなるんじゃないかなんて普段なら考えもしない事を考え、不安で号泣。
官房長官が「大丈夫」と言っていたが、信じるわけもなく、本当に下手したら県民ごと抹殺されるんじゃないかと思っていた。
だがしかし、愛知へ行く以外方法はなく、なんとか飛行機へ乗る。
後からその雨の日が一番ヤバかったと知った。
午前中の便が取れなかったのが悔やまれた。
愛知へ行ってまずやったのは、自治体の保健所に電話して子供にヨード剤を出してくれるよう頼むこと。
だが断られた。
うちの自治体の隣町は町民にヨード剤出したのに。
愛知は、スーパー等の個数制限がある以外はいたって普通。
ショッピングモール等に行くと震災があったのが嘘のよう。
続く

その温度差が余計私を不安にした。
だからかずーっとテレビを見ていた。
旦那がいつでも来れるよう、
毎日航空会社のHPにアクセスして、空席状況を確認する毎日。
だが旦那は避難することはなく、原発も短期で収束しないようなので、
3月いっぱいで私達も帰ることに。
お世話になってる親戚の方もそろそろ限界だった。
電車が全くダメだったので、まず東京まで新幹線で、その先は高速バスで帰ってきた。
中通りは津波の心配もなく、ただ気になるのはやはり原発。
アメリカが、50マイル(80km)まで在日アメリカ人に退避勧告を出したとかニュースでやっていたので、
もはや政府の発表が怪しいと感じていた私は、60km地点に位置する我が家が心配ではあったけど、
でも県外よりずっと細かくやってくれるニュースと、そして旦那がすぐそばにいることがやはり安心だった。
どうなるかわからないまま現在に至る。
ガイガーカウンターを買い、高圧洗浄器で家を洗い、
とりあえずなるべく県内産の食べ物飲み物は避けて、水には浄水器を使い、手洗いうがい、着替えなどを徹底、
子供には床を触らせないなど言っているが、所詮子供なので難しい。
毎日子供は線量計を首から下げている。
「線量計」という単語が子供の口から出ることに申し訳なさと違和感を感じる毎日。
今までちょくちょく県外に遊びに連れていってるが、未だに近くでは屋外では遊んでいない。
これがいつまで続くのか、あと洗濯物の部屋干しもいつまで続けようか、これが悩みどころ。
生きてる限りは平常値にはならないから、どこかで区切りをつけないとならないのだけど。

ご親戚の所には長くいられい事情はわかりますが、福島県民ならば公営住宅を無償で提供してくれる自治体が沢山あるのはご存知と思います。
お子様がいらっしゃるならば是非ご検討されてはいかがでしょうか。

まったくだ三月いっぱいで帰ったなんて・・・

>>653
ありがとうございます。
色々検討したんですが、母子避難したことで子供にだいぶストレスを与えてしまったようで、
そういった意味からも、長期避難はもう難しいと思いました。
子供はパパに会いたいと泣くし、
支援してくれる団体を頼っての自主避難も検討しましたが、生活費も1軒分になるわけでもないし、
私も帯状疱疹が出たり、
子供も喘息になってしまったりしたので…。
それからは長期休暇の時は長めに県外に移動したり、
普段の休みも県外に出ることで対処しています。

国が危険を煽れば愛知の親戚も「もっと居なさい」と引き止めたろうになぁ

ここは思い出を書くスレなのに、お節介すみません。安全厨なわけでもないのに福島で暮らしている母子がいると思うと…。
さぞ不安な中でお過ごしでしょうに。

というか原子力や放射能の予備知識があったら「パパにあいたい」では済まないはず
原発一基で広島型原爆の２００発から４００発分のエネルギーがある。
ゴルゴ１３の２万５千年の荒野（６４巻）をチラッと読んだだけでも
今回の事故は卒倒するようなレベル。

「そのとき」の事を書き込んでくれているのに
そのときの行動があってるとか間違ってるとか批判しないでほしいな
外野が結果論でしたり顔すんなよ

震災発生時、福島中通りにいました(現在は脱出済み)

ちょうど今、家の手入れに福島に戻っているのですが、
雑多な荷物の中から不思議な液体入りのペットボトル発見。
ヤクルトに所々謎の塊が混ざった様なそれを眺めながら首を捻るうちに思い出しました。

地震の後、停電断水したけれどプロパンだったので台所が使えた。
水も地震の後にすぐ汲み置いた物とミネラルウォーターが有った。

自主屋内退避していた頃だから多分１２日か１３日のはず。
いつガスや水が尽きるかも分からなかったから、大鍋でパスタを１キロ茹でました。
寒いから２、３日は持つだろうし、レトルトソースは冷たいままでもなんとか食べられるから。
その茹で汁を、もったいないからペットボトルに詰め湯タンポがわりにしていました。
目張りまでして完全屋内退避していたので、一酸化炭素中毒を警戒して
灯油は有ったけどストーブは使わなかったから、
湯タンポには大分助けられた。


その茹で汁湯タンポ、放置したまま福島脱出して早９ヶ月。
開けるのが怖いです、どうしましょう(笑)。

結果論？　もう結果や結論が出るのか？本当の恐怖や実害はこれからだぞ。
寝ぼけた事言うな。

最後の一行はあやまるよ
ごめんなさい

>600
それは確かに開けるの怖いW

ほんま良スレ〜LOVE
原発立地町住民さんのファンです。

原発、放射能の話になると
すぐに危険房が出てきて
怒鳴りまくりｗ
もうあきらめろ、もうすぐ別の大地震が来て
放射能なんかどうでも良くなる。

>>662すまん。　やはり他人事でいられないんだ。

>>609みたいな馬鹿に限って、NGだのあぼーんだの言っといて、しっかり読んでるもんだｗ
普通にスルーできる奴は、読みたくない奴にわざわざレスなんかつけず、黙ってNGしてるよ

残念だが、>>609のガキはあと数年の命だろう
関東に住みながら、被曝を避ける人間を馬鹿にしてるようでは当然だ
チェルノの被害がどこまで、どのようにして及んだのか、NHKの特番を見たことがある程度の奴でも知ってるｗ
だけどそんなこと、>>609にとっては全然問題ないよな
どうせ人間もれなく死ぬんだし、不老不死でもないなら、いつ死のうが同じだもんな？ｗｗｗ

「いつかは死ぬんだから、いつ死んでも同じ」と思えるような馬鹿は、
自分の家族にもガキにも、好きなだけ汚染地の汚物を食わせりゃいい
馬鹿の血は絶たれる。自然淘汰。
ガキは可哀想だが、馬鹿な親のもとに生まれてきたのも運命。しかたなかろ
人間どうせいつかは死ぬんだし、なｗ

食い物はどうせウンコになる
ウンコを食えばよろしい

>>665原発、放射能の話になると
すぐに安全厨が出てきて火病りまくりｗ
次スレからテンプレに
「原発・放射能にまつわる思い出や感想は禁止」
って書いとくか？ｗ

仙台では現在インフルエンザが流行っていて、友人知人がバタバタと倒れている。
仮設住宅も急ピッチで防寒工事が進んでいるが、間に合わないところはインフルでなくとも、
普通の風邪でも寿命が縮む思いをしていないか気になる。
そういう俺自身が、風邪をこじらせて病院行きながら仕事だから、人の事心配している場合じゃないが。

さて、原発災害の話になるといつも不思議に思うのだが。

「とにかく避難しろ」

という方は、避難した先の事については、どう思っているのだろう？
もしかして、衣食住さえ何とかなれば、どうにかなるとお考えなのではなかろうか。

「いやいやそれでも放射能の危険に比べれば屁でも無いだろう。生きる事には代えられない。」

そう言いたいのだとは思うが。

しかし考えた事はあるだろうか。
「放射能汚染という危険があっても、避難しない事が生きる道。」

という選択肢が存在する事を。
金に余裕があるならいざ知らず、貧乏人ならなおさらだ。

「支援もあるんだし、衣食住は何とかなるだろう。」

そういう方には、「衣食住だけでは生活はできない」という観点の不足が見られる。
例えば、信頼している医者にかかる事ができない不安。
例えば、避難先で仕事はあるのだろうかという不安。
例えば、仕事があっても、子供を預けられる保育所があるのかという不安。
避難となれば短期的なものではなく、長期に及ぶ事が想定されるから、そうした
観点は不可欠になる。

まさかそうした段階に至って
「そこは誰かが何とかするだろう、ダメなら自分で何とかするべき。自主避難なんだから」
とは思わないだろうか。
そこで初めて、自分の腕が短く、多くとも二本しか無い事に気づきはしないだろうか。
そう、避難した人が困ったとて、それを勧めたあなたには、ほとんど何もできないのだ。

既に避難している方は、その点について痛感している、あるいはし始めている事と思う。
痛感した上で、それ相応の覚悟をもって、道を切り開こうとしているはずで、
その行動は賞賛に値する。

だがしかし、誰もがそうした覚悟を持てるわけでもなく、そして
そこまでの覚悟を持たない人々に対して、責任を持てる人々はあまりにも少ないように思える。

例えばあなたは、ほとんど知り合いもいない大都会の真ん中で、１人病床に伏せるような、
心細い思いをした事があるだろうか。
信頼できる友も無く、支援も無く、頼りにできるものも無く。
誰かにそこに行けと言われたわけでもなく、何かあれば自己責任と言われて終わる。

故郷から離れて孤立無援の想いをした覚えがある者ほど、そうあり続ける事に、覚悟が必要な
事はわかるはずだ。

そして人間とは、それほどに強くは無い。

今日書きたいのはそういう話。
身内の事なので、なるべくなら書きたくなかったのだが。

>>670
そのとおり
避難せずに被爆して後で苦しむほうが良い

dionは口汚いけど変なことは言ってないんだけど口が悪いねｗ

>>670仙台二号さん、ありがとう。
あなたの文章はやっぱり分かりやすい。
私の言いたいことを全て言ってくれました。
本当にその通りなんです。
例えば家賃。
1年くらいは無料でしょうが、長期でいるならその先は有料ですよね。
でも、福島に家を所有していたら？
二重の支払いになるんです。
この現状ですから、いつ売れるかなんてわかりません。
誰かに頭を下げて何千万ものお金を貸してくれる様、頼むか？？
とても現実的ではありません。
子供が幼稚園〜小学生以降くらいの年齢の場合は、家を所持している場合も多いです。
でも実際、この辺りでも高級住宅街の方々は、建てた家も高額であろうに、
気にせず県外に移動してるらしいです。
そう。本当のお金持ちならそれも可能なんですが。
子供の孤独感も無視できない歳だし、幼稚園、保育園、仕事、病院…。
色々考えたらやっぱりここにいるしかありませんでした。
失礼しました。

俺も何億も資産あったら逃げるんだけどなあ
今逃げたら逃げた先でホームレスだしなあ

仙台防災厨さん

ガソリンの話ですが、あの状況で2・3時間しか並ばず、しかも親戚だから満タンに、そして灯油までって……
緊急車両のみと言っておきながら、キャピキャピしながら身内の車にはガソリン入れていたガソリンスタンドと同じレベルですね。

そうだよ
大金持ち以外
子供や親を見殺しにしても許される

番外編-16A

震災後１ヵ月半ほどして、単身赴任していた父親が帰ってきて曰く。
「政府はただちに宮城県にまで範囲を広げて、全員に緊急避難を命じるべきだった。あいつらはバカだ。」

言わんとしている事はわかる。
俺だって、官房長官の記者会見を見ながら、もし仙台まで避難区域が拡大したらどうしよう、と思っていた１人だ。
ただ、実際に現地にいた者としては、反論があった。

もし、そのような事態が発生した場合、どうやって全員を避難させるつもりだ。

「そんなのは、何でも使って運べばどうにかなるだろう！」

何でもって何だ。
仙台空港は津波で沈没したし、仙台港は破壊されたぞ。
霞の目からヘリで沖合の艦船になんて、いくらも運べない。
自家用車には、逃げるだけのガソリンが無い。

「バスがあるだろう、バスが！」

県内のバス使ってどれだけ運べる？そもそもバスを動かす燃料だって十分じゃないんだ。

「そんなもん、燃料なんてどうにかなるだろう！バスは日本全国からかき集めたらいい。」

おいおい、どこの消防隊だったか、放射能汚染のある地域には行けないってニュース見なかったか？
ましてや民間のバスで、放射能で危ないとこなんて行きたく無いって言われたら、誰か強制できるのか？

「そんなもん、やれって言えば誰かやるんだよ！」

ずいぶんヒトゴトだな。あんたの会社とは違うぞ。
それはともかく、全員運び出したとしてどこに避難するんだ？

「そんなの、全国全て当たれば、どこかには入れるだろ！」

あんたも浪江の親戚がどんな目にあったか聞いてるだろう。
突然の避難、どこだかわからない避難所に詰め込まれて、情報も無い、食い物も無い、しまいに
寒い中毛布も無いときたもんだ。落ち着くまでだいぶかかったんだぞ？
あんな狭い地域の緊急避難であの体たらく、宮城全県二百万の避難で何が起きると思う？

「そんなの、やってみなきゃわからんだろう！」

その通り。
たぶん、避難させる方も何が起きるかわからん状態で、準備もへったくれもなく。
二百万人が路頭に迷う羽目になるだけなら御の字だな。
お年寄りとか何人死ぬ羽目になると思う？

「それでも、避難させた方が絶対安心だったはずだ！」

そうだな。いつかは一息つけるな。
それで仮設住宅とかいつ入れるんだよ。アパート借りればいいとか言うなよ。
仙台だって、避難した人が仮住まいでアパートやマンション借りまくって物件が無いんだ。
二百万が避難したら、どこに住むんだよ。
今の仮設住宅だって、何ヶ月も先じゃないと全員入れないくらいなんだぜ？

番外編-16B

「そんなの、国が何とかするだろう！あいつらの責任だ！」

責任はいいけど、それまで泣くのは俺たちだ。カンベンしてくれ。
アンタみたいに名古屋で根張ってるのとは、事情が違うんだ。

「義援金だってあるだろう！」

そういうアンタ、名古屋の宮城県人会での募金、嫌がったらしいじゃないか。
世の中、善意に満ち溢れてるわけじゃないって、アンタが証明してるじゃないか。

「だったら向こうで仕事すればいいだろう！」

二百万全員が働かないにしたって、失業者の数は相当になるぜ？
誰が面倒見るんだよ？

「全国で探せば、何かはどこかにあるはずだ！」

だから、その「何か」とか「どこか」ってどこよ。
どこにそんなに働き口があるんだよ。

そのままじゃ二百万の二級市民を作る事になるぞ？
国が広範囲の避難をやらなかったのは、そのへんに原因があるんじゃないか？

大方、アレコレ緊急で試算したら、あの程度の避難区域しか作れませんと。
政府もそれ以上責任取れないから、どうにもなりません、そういう事なんだろう。

「その政府が今まで何もしてこなかったから悪いんだ！」

悪いがね、今の政治家を選挙で選んで育ててきたのは、アンタらの世代だ。
それについちゃ、今言ってもどうしようも無い。
手遅れなんだよ。どうしようも無いんだよ。
何をどう頑張ったって、俺たち全員が避難するなんて、無理だったんだ。

だいたいアンタ、今はそう言ってるけどな。
震災直後は「家を守れ、会社に行け」それしか言わなかっただろ。
原発の事知ってて、避難しろなんて、一言も言わなかっただろ。
そういう事なんだよ。

父親はその後も決まり悪そうにモゴモゴと口ごもっていたが、二度とその話題は
出さなかった。
その後も義援金を出し渋っていたので、次の帰省で気仙沼の廃墟を見せて、
ようやく金を出したという。

叫ぶだけなら誰でもできる。
だが、その先の事まで考えて叫べる奴は、そうそういないと思う。
５泊６日で旅行に出かけるのとは、わけが違うんだ。
一旦避難したが最後、おうちに帰れるのはいつになるかわからない。
そこまで考えているのか？

果たしてこの話は、俺の父親に限った話だったろうか？

国や自治体に対して、
（頼むから避難させてくれ！）
と怒るのではなく、

（頼むから避難させないでくれ！）
と怒る。

この不思議な心理は、いったい何なんだろう？
ある種のストックホルム症候群なのか？

>>670
>さて、原発災害の話になるといつも不思議に思うのだが。
>「とにかく避難しろ」
>という方は、避難した先の事については、どう思っているのだろう？

ま〜た仙台2号がサラリと嘘ぶっこいてるしｗ
だから俺も頭にきて、懲りずにレスしちまうんだよｗ
いったいこのスレの何人が「とにかく避難しろ」なんて言った？
俺は一人も記憶に残ってないが？
俺は「避難とか、無理じゃね？」と言った奴に対し、
「避難しろなんてことは、ひとことも言ってない。避難は現実的に無理。だからせめて、そろそろ被曝についてきちんと学び、（子供のいるものは特に）汚染食品を避けろ。被曝を避けたい人間もたくさんいるのだから、そういう者を絆とか復興とかいう言葉でジャマすんな」
と言ったはずだが？

しかし、ここまで読んでいて、ずっと不思議でたまらないのは
何で仙台2号は、ここまで頑なに
「これからも俺　た　ち　は地元の食べ物を食べる」
を訂正しないんだ？

「やはり　俺　た　ち　と書いたのは誤りだった。俺は俺のことしかわからん。
　『これからも　俺　は地元の食べ物を食べる』と訂正するよ」

と、なぜ、一言も言わないんだ？
これだけ論理的な（と自分で思い込んでいるであろうｗ）仙台2号が、だぞ？
しかも先輩に「俺は食いたくない」「被曝は嫌だ」と直に言われたのに、だぞ？

やはり、仙台2号は地元の農業か漁業の関係者だとしか思えんわｗ
それなら理解できる
汚染地の腐れ農民や腐れ漁民の話は、それこそ嫌になるほどほど聞いてるからな
それ以外の理由は、まったくわからん
不思議でたまらんね

>>679
やっぱり、地元の農民か漁民なんじゃね？
それ以外の理由は考えられんよ、マジで。

>>680
くどいわりに中身無いねw

>>682
アメリカに行ったら日本語忘れちゃったか？ｗ
しかし、確かにくどいほど言ってるのに
絶対訂正しないんだよ、不思議なことにｗ

今回は身内の恥をさらすような話で済まなかった。

もちろん、このスレを見ている方々が全てこのような考えの者で無い事は
承知している。
（特に遠く四国などから「札」で募金をしていただいた話は忘れない）

だが、いざ避難を考えた場合に、どのような不安があったのか。
どんな障害があったのか、参考になればと思う。

実際問題として、
「放射能汚染への不安を持ちつつ、将来のリスクと共に過ごすか。」
「そもそも将来なんかあるのかというリスクを抱えつつ茨の道を選び、放射能から逃れるか。」
この二択しか無かった者がほとんどだと思う。

避難区域にも選ばれず、なおかつ放射能の影響から逃れられるわけでは無い地域の
人間にとっては、それはそれは「行くも留まるも」という世界だ。

そして今回は宮城県民二百万の話をしたが、定義付けによっては、首都圏も含め、その範囲は
あまりにも広い。

あらゆる事情から生まれた限界が、現在の姿だと、俺はそう思っている。

>>624
大変興味深いです。

原発事故時の連絡体制や、避難体制。
役人の作文上はうまいことできてるんでしょうが、現実には、全く機能不全。
現場で動いているのは、住民ボランティアの消防団のみ。

日本全国で、こういう状況が、3/11以降、どれだけ改善されたか？
私は、役人のペーパー上の、ペーパー改善策はなされたのだと思いますが、
実態としては、とてもとても、何も変わってないと思います。

（次に大きな原発事故があっても、避難のバスは、やっぱり来ない）
自分の頭で判断して、逃げるのなら、自分で逃げるしかないですね。

な？　
>>684←この調子で、ずーっと話をそらしっぱなしｗ
たいしたタマだぜ、まったくｗ

うん。確かに工作くさくなってきた。
出来杉だったもんな。

>>683
キミについて、俺は一つ大いに評価している事があるので、聞いて欲しい。

>>667で、スルー耐性について既述しているだろう。
＞普通にスルーできる奴は、読みたくない奴にわざわざレスなんかつけず、黙ってNGしてるよ

俺も実はキミについてはそうしているんだが、ここは評価に値すると思ったので、あえてレスさせていただく。
これについては皆も賛同すべきどころだ。

キミもスルーされる事を想定した上で、あえて自分の思うところを、批判を受ける覚悟で
書いているのだろう？
それはそれで、無責任なようでいて大変手間のかかる、勇気のいる事だ。

内容についてはあまり読んでいないが、何、大体わかるから問題無いので、心配はいらない。

そんなわけで、これからもよろしく頼む。

話通じてねぇｗ

インフルエンザには薬がある。　エイズにも延命薬ならある。
放射線障害に薬があるのか？　よく考えろ。　金がなくては生きられない？
では国中にホームレスがいる、あれは何だろうか？
本当に命・健康なくて、すべてが金なのか・・・

>>684
四国の支援は当然の事だ気にするな。
それよりyoutubeで仙台市街を走行してる神戸隊の救急車＆消防車の隊列がある。
神戸だからこそ届けられるメッセージがある。
西について触れるならば、先ずは神戸からにしてあげてくれ。