【シンチレーション】HORIBA PA-1000 Radi Part3

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152地震雷火事名無し(東京都)
>>151
PDR-111持ってるけど、一部にちょっとだけ不便なところがあるよ、あれ。

○PDR-111の特徴
・重さは約220g(電池含む)。ちなみにRadiは電池込みで約200g。数字の上では重さはあまり違いがないが、なぜか持った感じはRadiに比べて妙にずっしりしているように感じる。気のせいかも?
・動作中は小さく「ジー」という音がする。トランスが発する音だと思われる。
・時定数は5秒ぐらいだと思われる。線源(トリタン溶接棒。0.22μ)を近づけて、数字が上がり切るまでの時間で推測。時定数可変式かどうかは不明。
・数字は1秒に2回程度の頻度でころころ変る、というか上下幅は少ないけど常に数字は変動している。そのせいで、そのままでは数字が読み取りにくい。
・上記の問題を解決するためにAEMモード(ACCURARY ENHANCING MODE)というものがある。
・これは、要するに平均化モード。本体右側の緑色のボタン(AEMボタン)を「押している間」、積算計数値を経過時間(ボタンを押している間の時間?)で割り算して表示する。詳細は後述。
・線量の警報は、1μSV/h〜19μSV/hまでの1μSv/h単位で設定。設定方法はAEMボタンを押しながら電源を入れ、
 次にAEMボタンを押すたびに0〜19まで数字が変化する。任意の値で電源を切るとその値が設定される。警報のOFFは設定を0にする。


AEMモードに入ると、まず線量の表示が□.□□□に変る。(※□は、7セグ表示の下半分の4セグの部分で四角を表示している)
そして、積算計数値より統計学的に有効な桁のみ上位桁から順次表示する。
例えば0.053の場合には、□.□□□ → 0.05□ → 0.053 みたいな感じで表示が変化する。
ボタンを押してから0.05□の表示になるまでは数秒だが、最後の桁が確定するまでは1分ぐらい待たされる。(※この時間は線量によっても変るかもしれないが、詳細不明)

AEMモードなら、数字がころころ変ることはないので、メモを取るのは容易。
だけど、数字の表示間隔は1秒に2回なのはそのままなので、0.053→0.052→0.053を短い間隔で交互に表示、ということはあるけど、
まあ、この程度なら数字が読み取りにくいということはないので、実質的には問題ない。


なお、AEMモードの時はボタンをずっと押しつづける必要があるので、ちょっと面倒。
ボタンを離すと即座に通常モードに戻る。なぜスライドスイッチ等にしなかったのかが不思議。

とはいえ、小数点3桁目にこだわらなければ、つまり小数点2桁の精度で満足するのであれば、数字は数秒で出てくるので、
もしかするとアロカは「小数点3桁目は実際の運用ではあまり意味がない(オーバースペック)」と判断したのかもしれない。
実際、公的機関の線量測定等では小数点2桁までしか出さないのが多いし。

あとボタンの件は、輪ゴムと消しゴム使って、手を離してもボタンを押しつづける、みたいな工夫をするといいかも。


まあ、反応が早い通常モードで汚染個所をすばやく見つける & 安定した数字が表示されるAEMモードで、その場所の線量を高精度で調べる、
という1台で2つの用途に使える機種だと思う。。