ヒトバシラーだけど、どんなものかを確かめるためだけにポチった堀場の例の容器が届きましたよ。
以下、使用方法等です。
■その1:バックグラウンド試料を測定
測定サンプルと同じ形状・材質の汚染されていない試料を容器に入れて、
1分×5回の測定を行って平均値を出し、この数字を基準値にする。
※同じ物が用意できなければ精製水や飲料水でも代用可能と書いてあります。
■その2:測定対象の試料を測定
測定サンプルを容器に突っ込んで、同じように1分×5回の測定を行い、平均値を出す。
なお、上記2つのサンプルは容器にぎっちり詰めろ。可能ならミキサーで粉砕しろと書いてあります。
■その3
その2で算出した値から、その1で算出した基準値の差を求め、
その値を付属のベクレル変換のグラフに当てはめてベクレルを算出する。
なお、ベクレル変換のグラフは別紙で3種類付属しています。
それぞれ土壌、玄米、水の時のグラフ。
取説によれば変換のグラフは堀場のページに随時掲載していくそうです。
URLはマニュアルに記載。パスワードによるアクセス制限があるようです。
なお、注意点として、周辺の環境放射線が
土壌・玄米の時は0.10μSv/h以下の場所で、
水の場合は0.02μSv/h以下の場所で測定する必要があるそうです。
他はともかく水は遮蔽が必要だと思います。
測定下限は、取り説によれば、
環境バックグラウンドが0.1μの時は
土壌100Bq/kg
玄米200Bq/kg
水200Bq/kg
環境バックグラウンドが0.02μの時は
土壌75Bq/kg
玄米100Bq/kg
水100Bq/kg
と書いてあります。
なお、別紙のベクレル換算グラフには
土壌が100Bq/kg(環境バックグランドが0.086μSv/h、サンプル1.4kg)
玄米が100Bq/kg(環境バックグランドが0.070μSv/h、サンプル0.9kg)
水が50Bq/kg(環境バックグランドが0.019μSv/h、サンプル1.0kg)
と書いてあります。水の測定下限が取り説とちょっと違う気がしますが・・・。
なお、ベクレル算出用グラフは、ゲルマニウム半導体検出器などを使用して実際のサンプルのベクレルを測定し、
さらにそのサンプルをRadiで測定した時に出てきた数値を元にして作成したもののようです。
以上、ざっとマニュアルを見た感じの内容です。間違いがあったらごめんなさい。