【原発】御用学者のリストを作るスレ★35【推進派】

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922地震雷火事名無し(三重県)
>>864
実況のまとめがありました。
20011001 BS1 ドキュメンタリーWAVE「伊方原発 問われる“安全神話”」
http://togetter.com/li/194688

松野元氏の『原子力防災』を最近読んでみたんだけど、
これは推進派からの本としては最も良心的な部類だと思う。
たとえばこんな記述。

「具体的な住民被害の報告がないことをもって、日本の専門家の間で大事故の割には
被ばくの被害者の数が少ないという意見が存在しているが、チェルノブイリ発電所
事故から20年を経て以下の「注」に示すような報告が出され、とんでもない数の人々
が苦しんでいることがわかってきている。もし日本の専門家たちが、いまだにチェル
ノブイリ発電所事故の被害は消火活動にあたった災害従事者の31人程度であって、
住民への被害は思ったより少ないと思い続けて真実から目を背けるならば、原子力
への住民感情と信頼は専門家の人間性の面で遠く離れてしまうであろう。」(p.85)

もちろん「エネルギー政策の面から推進すべき」という前提で書かれている
(少なくとも執筆時点では)し、細かい点をいろいろ批判しようと思えば
批判できる。
でも、「過酷事故は起きない」ではなく「過酷事故は起きる可能性がある」
という前提で書かれている点で、よくある推進派の本と一線を画していると思う。
安全神話に荷担する主張はあちこちで批判しているし、事故(最大でチェルノ級)
を想定した対策が必要という意見が全体を通して見られる。

松野氏のような意見が少しでも現実の対策に活かされていていれば、と思われて
ならないけど、上の実況を読む限り、原子力ムラから無視されていたようですね……。