【原発】御用学者のリストを作るスレ★33【推進派】
宮台はうさんくさいけど、これはまともなので貼っとく。
http://www.ustream.tv/recorded/16897036 宮台真司:科学の民主化という側面と、民主の科学化という側面と、たぶん両方必要ですよね。まあ、民主の科学化はさっき申しあげた。
簡単に言えばですね、ちゃんと引き受けて考え、なおかつ空気に縛られずに、知識や科学を尊重するということですよね。問題は科学の
民主化ってところでね、たとえば、ひとつあげる例ではね、内部被曝、低線量の内部被曝によって白血病が増えるとか、甲状腺癌が増える
とかいうことについて、「有意なデータはない」とかいうような言い方がよくあります。「このくらいの線量では有意なデータがない。」
多くの方々はですね、数値が微妙すぎて確たることが言えないというふうに理解しがちなんだけれど、それはそうではないんですよ。
統計学をやっていらっしゃる方はご存知のように、サンプルによって母集団を推定する際の危険率っていう話があってね、開示の前提を
やるときに出てきますけれどもね、たとえば、小さなホットスポットがあって、そこで10年間に5人しか出なかった癌患者が、いきなり
15人に増えたとしましょう。しかしサンプル数が少なすぎて、人類全体についての線量の危険を推定するのには、じつは有効ではないんです。
あたりまえですけれども、有効数に達するくらい患者が出る、あるいは癌患者が出るってのは、ものすごい大災害が起こったときということ
でしょう。つまり、言い換えると、この内部被曝の実証データが、どれだけ確からしくなるかということについても、数値が微妙うんぬん
かんぬんじゃなくて、構造的にもともと有為なデータが出にくいということがあるんですね。
科学者であれば、みんなほんとはそれ知っているはずなんだけれども、「統計的に有意なデータはない」ということを何に使うかというと、
人々の受けとめ方をコントロールするために使うわけですよね。つまり「科学的にはじつは確かなことがわからないくらい微妙なんです」
みたいなね。嘘つけ。構造的にそもそもサンプル数がそろわないような話じゃないかこれは、ということですよね。だったら、ここからは
科学の規範というよりも社会の規範であってね、たとえば予防原則に象徴されるような、危険が微妙すぎる、ないって話じゃないわけで、
もしかしたら巨大な危険があるかもしれないけれども、統計的に有意なサンプル数に達しないという構造的な問題があるんだから、
だったら予防原則的に、あるいはリスク・マネージメント的に、最悪の事態を最小化するという最終目標にむかって、バッファーというか、
のりしろをひじょうに大きくとったような政策にむかうべきだという結論になるんですけど。
665 :
地震雷火事名無し(福島県):2011/09/08(木) 00:46:43.13 ID:7ctvdDtT0
>>612 原発研究開発の裏でUFOの推進エンジン作ってたりしてな・・・ (・_・)...ん?
667 :
地震雷火事名無し(東京都):2011/09/08(木) 03:15:45.92 ID:LBJjb4+10
>>662>>663 この宮台にしても、国際機関の見解に反する主張をする側(非主流派)のデータには統計的有意性がない
っていう思い込みがあるように見えるな。たしかに大規模な調査研究では非主流派は圧倒的に不利ではある。
一方で、国際機関の調査は有意であることをもって、公正に行われているという前提があるように見える。
しかし実際には甲状腺がん以外の疾病はあらかじめ調査研究の対象から外されている疑いもある。
広島長崎で内部被曝が無視されたように。
国際機関や国の調査研究に対してこういう懐疑を表明すると「陰謀論」というレッテルを貼られる可能性が高い。
どうも「陰謀論」という言葉はお上や世界に対する懐疑的視野を萎縮させ、でっかいウソをつきやすくするために
つくられたレッテルのような気がしないでもない。
ただホンモノの「トンデモ陰謀論」とか「もっともらしげなインチキ陰謀論」というのもたしかにあるわけで、
そういうものと「懐疑論」をどう区別するか、悩ましいところ。
>>662-663 見ました。面白いですが、長かった(笑)
1:43〜49ですね。カイ二乗検定ですね。
(書き起こしの続きを勝手にしました)
科学のデータの解釈についてちゃんと一般の方々に媒介をするようなポール・ラザースフェルトの言うミドルマンがね
日本には居なさ過ぎる。科学者はねたぶん科学者世界では通じるような、まあたとえば統計的なデータを出したり
解釈をしたりするんだけれども、統計的なあるいは科学的なデータ解釈が社会的にどういった意味を持つのかという
ことを媒介する存在が実は必要で、本当はね、マスコミが自らの組織の中にリサーチャーという存在を置いて、
これはつまり大学院卒だったり博士号を持ったりして専門領域を持っていてね、それぞれの専門領域の学者が言った
社会的な意味を評価するんですよ、で、BBCにはそういったリサーチャーがあるわけ、僕がね援交の取材に応じた時に
BBCは取材に関したリサーチャーが出てきて、僕がいろんなことを喋ったら「2週間時間をくれ」「なんですか?」と言ったら、
「裏を取る」と言って、で、裏を取ったらしくて2週間くらいしたら、「あーOKです」と。つまりですね、そういうマスコミがいなくて
なんか御用学者がタラタラタラタラですね嘘っぱちを言っているのを只垂れ流しているバカマスコミが溢れているわけでしょ?
で、この状態をやっぱりなんとかしてミドルマンをちゃんと構築して社会、科学的なデータを我々が民主的に利用出来る
まあこれは科学の民主化ですけどね、これをちゃんとしないと、騙されっぱなしということになりがちですよね。
-「最後に一言」-
(略)脱原発もそうですけど、政治文化を変える、依存的な体質を変えることによって、嘘を見抜けるようになる、
舐められないようになる、で、ちょっとだけあの私的なことですけどね、僕は麻布っていうところを卒業しているんだけど、
経産省っていうのは麻布人脈なんですよね元々ね。辞めた松永っていう事務次官もそうですけど、麻布っていうのはね、
勉強嫌いな奴が多いのでね、あの法学部、東大法学部→財務省といかないんですよ。東大経済学部→経産省にとかに
行く奴が多いんですけど、麻布っていうのはもう愚民文化の巣窟です。
-「愚民文化の巣窟?」-
そう、僕にもねその強い影響があります。なので本当に良くわかっています。あの、それはかつていろんなところで
批判されてきたことがあるんですけどね、あの私的なことです。僕がちょっとそう思ったということ。
-「愚民文化というのは人を、不特定多数を愚民と思う文化のことですか?」-
つまりですね、経産省の中のたぶん麻布ネットワークというのはひとつの共同体、相互扶助的な共同体でですね、
確かにそれはひとつの共同体なんだけど、自分たち以外はアホやと、クソやと、たぶんそういったメンタリティが
自然に蔓延していると思います高校時代からのずっと延長線上で。はい。
-「困ったな、これは(笑)」-
>>664 その元をさかのぼるとイギリスのBSE問題が源流。
BSE発見(1986)→政府(科学者)「人への感染リスクはきわめて小さい」(1989)→政府が安全宣言を出す(1990)
→政府「BSE感染牛を食べた事によって病気が10件発症しました」(1996)
という流れで、国民に科学不信が広がった。(リスクの未知な遺伝子組み換え作物を消費者が拒否するなど)
そこで「専門知の民主化/民主制の専門化」という話が出てきて、
科学者が勝手に決めて国民に押し付ける欠如モデルじゃなくて、
科学者と市民が双方向でコミュニケーションしながら決めましょう、ということになる。
↓「専門知の民主化/民主制の専門化」のソースはこれらしく、これを平川さんがいろんなところで紹介してます
Democratising expertise and establishing European scientific references(専門知の民主化と科学の参照システム)(2001)
http://ec.europa.eu/governance/areas/group2/index_en.htm