つまり、相手の穴をぶち抜いても社会の中で何も生まない。社会の中で付加価値を生み
出すということは、例えば自然エネルギーが典型ですが、風車を一本作ろうと思ったら、
風車だけじゃなくて、お金を貸す人とか環境アセスをする人とか、あらゆる360度全ての
側面でのpieceがはまらないとできない。或いは省エネにしたってそうです。
そういう政策を作ると何か一つ社会を前に進めていくために、相手の穴をぶち抜くんでは
なくて、「考え・イデオロギーは違うけれども、技能はあいつは優れている」という人と組み
合って、何か一つ生み出していくわけです。
これを建設的な文化に変わっていくというのが一つ。
政策はちょうどその当時は、所謂レーガン、サッチャーに始まる世界全体をいわゆる文字
通り『市場原理主義』が席巻し始めましたから、それをエコロジー主義が受け止めて、
『市場主義の中に環境政策を飲み込ませる=環境税』を実践している。
同時に、環境政策の中に市場メカニズムを活用するということでは、スウェーデンに導入
したノックス課徴金のような日本のような硬直的なやりかたではなくて、市場を使って、非
常に安く、しかも即効的に自由度をもって環境保全を広角にやっていく、お互いをいって
故意でありながら、しかも現実社会に作用する具体的な政策として、そういう政策を作る。
つまり具体的な知識想像=knowledge productionが社会の中につみあがっていく。
そういうようなことが、今から30年前のその辺りを瞬間ではないけれども、そういうことを契
機として新しい創造的文化に変わっていったということに、日本が向かっていけるのかどう
か?というのは、この国民投票一つで決まるのではないんですが、福島の第一原発事故
と、このあとの混乱とデタラメと、レベルの低い政治を我々が乗り越えて、どう変えていける
のか?というより大きなテーマだと思います。
そういうふうに変わって欲しいなと(思います)。
【とりあえず、またここまでで一旦終了】
>>566 俺はね、最初、国民投票やって負けたら、日本捨てるって言ったんだ。ブスオに幻滅されたけどw
そのくらい、原発がイヤでたまらない。
でも、この講演見てたら、できる気がするんだ。
Idealistかもしんないけど、やりたい。やらなきゃ納得できないような気がする。
誰かに決めてもらうんじゃなく、国民が掴み取る。
日本が生まれ変わるきっかけになるんじゃないかって。