焼却灰 7都県8000ベクレル超
8月28日 4時2分
環境省は青森を除く東北地方の5つの県と関東甲信越の10の都県、それに静岡県の合わせて
16の都県にある469の焼却施設で一般ごみを燃やした灰に含まれる放射性セシウムの濃度の
調査結果を公表しました。このうち、放射性セシウムの濃度が1キログラム当たり8000ベクレルを超えたのは、
▽岩手▽福島▽茨城▽栃木▽群馬▽千葉▽東京の7都県にある42の施設となりました。
このうち福島県では、福島市にある焼却施設の9万5300ベクレルが最も高くなっています。
千葉県で最も高いのが千葉県柏市の7万800ベクレル、栃木県で最も高いのが那須塩原市の
4万8600ベクレル、茨城県で最も高いのが守谷市の3万1000ベクレル、岩手県で最も高いのが
一関市の3万ベクレル、東京都で最も高いのが江戸川区の1万2920ベクレル、
そして群馬県で最も高いのが沼田市の8940ベクレルとなっています。これらの42の施設の焼却灰について、
各自治体はこれまで一時保管する措置を取っていますが、環境省がまとめた新たな処理方針では、
灰をセメントで固めたりコンクリートの容器に入れたりすれば、埋め立てができることになります。
残る9つの県では、焼却灰の放射性セシウムの濃度は最も高い山形県の施設でも7800ベクレルと、
いずれも8000ベクレル以下で、埋める場所を記録するなどしたうえで埋め立てができることになっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110828/k10015198901000.html 本当に地層処分して大丈夫?
http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/05/05010101/06.gif