>>176-181 4号機燃料プールは冷却装置は月内に稼働予定だったけど
明日(31日)試運転開始〜そのまま本格運転のようです。
配管曲がり部はバイパス配管設置。これも終えてリークテストも終わってます。
原子炉ウェルは放水じゃなくて注水。原子炉ウェルに繋がる配管へ
直接接続している配管から注水。
原子炉ウェルに注水している理由は、現在シュラウド工事中に付き
原子炉内の燃料が無く、圧力容器の蓋が空いてる
圧力容器の蓋の上部とその隣にある機器貯蔵プールは繋がってて
圧力容器の水を、その上部まで(上は蓋をあけた場合、燃料プールや
機器貯蔵プールの高さまで水を張れる)張る事=機器貯蔵プールに
水を張る事になる。
原子炉圧力容器の工事で出した内部部品が機器貯蔵プールに置いてあって
その水位が下がると、その取り出した部品のせいで周辺の放射線量が
高くなるので、水を張る事で線量が下がる。
原子炉ウェルに注水する理由は、原子炉圧力容器上部と機器貯蔵プール
使用済み燃料プールは繋がっていて、圧力容器側と燃料プール側には
堰というかゲートがある。
そのゲートの中央のパッキン部というかゴムシールか何か知らないけど
燃料プール側から押しつける(力が加わる)状態で密閉性が出て
圧力容器側から力が加わると、水が漏れる
(通常運転時の配置から考えると自然ではあるけど)
その為、燃料プールの水位が下がると圧力容器上部や機器貯蔵プール側から
燃料プール側に水が流れる(漏れる)
なので、燃料プールの蒸発分を燃料プールに直接入れずに、
原子炉ウエルに入れて全体の水位を上げているという事。
この事が、結果として、事故後の4号機燃料プールの水位低下を
原子炉ウェル上部や機器貯蔵プールから水が流れ込む事で
燃料プールの燃料が露出する事が避けられたというまぐれ事象が起きた。