【原発】原発情報1154【原発】

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354ヤーレンワカメ提督 ◆ivGT5kGbik (和歌山県)
文藝春秋十月号の児玉龍彦教授のインタビュー(参考)
文藝春秋十月号、「原発私は警告する、除染せよ一刻も早く」
児玉龍彦教授は「国会での発言は時間が十五分と限られていた、
改めて広範囲にわたる深刻な放射能汚染に対してどのような対策が必要なのか
お伝えしたい」とおっしゃっています。全12ページの特集です。
児玉龍彦教授「人体に入ったセシウムは90日程滞留して内部被曝を引き起こした後排泄される。
細胞分裂中の細胞はDNAが一本になっていて放射線によって切れやすく修復しづらいので
胎児や子供に影響大。成人は白血球、腸皮、毛髪が影響を受けやすく脱毛、貧血、下痢の症状が。」
児玉龍彦教授「今年6月の調査で、チェルノ事故により被曝し甲状腺癌になって25歳以下の患者と
汚染地区ではない所に住み被曝していない甲状腺癌の患者の遺伝子を比べた所被曝した患者の39%に
染色体七番のある部分(7q11)に変異が見つかったのに対し被曝していない患者には見つからなかった」
児玉龍彦教授「被曝者にだけ染色体7q11のコピー数が増える事が多いのは間違いなさそうだ。
つまり、被曝の足跡がDNAに残る可能性が確認された。」
児玉教授「チェルノ事故後高濃度汚染地域では膀胱癌が65%増加。
セシウムによるDNAの変異と15年に渡る慢性の低線量被曝が重要な原因。
前癌状態の増殖性膀胱炎の増加があった高濃度汚染地域住民の尿中セシウム137濃度1Lあたり6Bqが十五年。
母乳検査から類推福島は同等の汚染レベルに」
児玉龍彦教授「チェルノブイリの歴史は放射線の影響を受けやすい人がいる事を
はっきり示した。この数値以上は危険だ、いやここまでなら大丈夫だといった、
受動的な防護の姿勢で防げる被曝には限界がある。
能動的、積極的な放射能防護計画の為に今こそ政府と国民は総力を結集すべき」
児玉教授「セシウムが発するγ線を感知し可視化する高性能イメージング機器を開発し
食品検査に投入すれば空港の持ち物検査の様に流れ作業で大量の検査が可能。
島津製作所の研究者に相談した所三ヶ月もあれば開発出来るのではないかと。
政府の初動が早ければ全ての食品検査の体制は既に整っていたのでは」
児玉教授「国会発言の翌日農水省にいき食品検査機器の提案をしたが、
食品検査は厚労省の管轄だから許可するだろうかと鈍い返答。
非常時にまだ縦割りの発想、国民を守れないと怒りが込み上げる。」
児玉教授「日本最大の放射性物質の保管場所は青森の六ヶ所村。
ドラム缶で最大300万本、12平方キロから10センチの表土を取った分に相当。
南相馬市だけでも70平方キロの耕作地が除染が必要で六ヶ所村5個分以上の保管施設が必要に。」
児玉教授「大規模で巨額の国費を要する除染計画には、国民的な理解と同意が必要。
除染作業を巨大な利権事業にしてはならない。
原爆20個を越える放射性物質が撒き散らされた現実に対応する法体系を早急に整備する事が
求められる。最も危険なのは危険/安全という二分法による方法。」
児玉教授「ある地域は安全か危険か、避難すべきか。ある数値は安全か、そうでないか。
このような事が安易に語られ、賛否両論が渦巻いている。
しかし、その様な無用な神学論争の様な議論に時間を浪費していては、
今回の事故による放射能汚染に対して有効な対策を取ることは出来ない。」
児玉教授「一年後に原爆が放出した放射性物質は1000分の1になるのに対して
原発は10分の1にしかならない。
私達が直面している外部被曝と内部被曝の危険性を減らすには、放射性物質を除染し
適切な方法で処理し封じ込めるしかない。」
児玉教授「チェルノ事故被害が統計学的に論証されたのは二十年が経ってから。
疫学調査による因果関係は予防策に活かす事が難しい。
21世紀にはいり、30億塩基対のヒトの全てのDNA配列(ゲノム)が解読され、
遺伝子研究が飛躍的に進み『低線量放射線』による内部被曝のメカニズムがかなり明確に。」

(ヽ´ω`) もうここに貼る 良いイタコもおるじゃろうて・・・