ウエから押しつけで、東電本店でさえ参ってるのは以前から周知の通り。
ただ、現場側の提案「日本だけでも」は
納期的にはどうだったのかねえ…
遅々として進まないことでの各国ストレス
「日本はなんてスローなんだ、各国は力を貸してでも収束をはやくしてほしいんだ」を軽減するためには
アレバなどの導入もやむを得ない感じが…プラント自体は中古ですぐ来るし。
http://wa-dan.com/article/2011/07/post-135.php システムの管理は、東芝が中心でやっています。米キュリオンと仏アレバの機器を組み合わせ、日立が塩分を取り除く装置を担当している。
システムの構成については、現場からも提案しました。でも、本社から、
「もう決まった。これでやりなさい」
と日米仏の装置を一つにまとめる方式になったのです。現場としては、日本だけで十分やれると考えていました。
しかし、政府同士で商取引の約束でも交わしたのでしょうか、
本社のある幹部は政府や経産省との絡みも暗ににおわせて、
「勘弁してくれ。こちらでもどうにもならない」ということでした。
>>539つづき 日本はトロいんだっての…察しろよ東芝ーおまえオールジャパンでもんじゅポッキンしただろw
てこずったのはアレバの装置です。仕様書などはフランス語だけでなく、一部がイタリア語で書かれていて大混乱でした。
原発関連の言葉をイタリア語で読みこなすのは難しく、アレバに問い合わせても、肝心なところは「国家機密で言えない」と拒絶されるのです。
結局、循環システムが稼働するまでに、バルブの開閉トラブルやフィルターの目詰まり、
装置の接点で想定外の放射線量が出るなど問題が起き、何度も止まりました。
統括した東芝も「オールジャパンでやっていれば......」と言っていた。
とはいえ、アレバの装置の威力はさすがにすごい。放射性物質はきれいに除去されています。
ようやく動き始めたといっても、水回りの作業はトラブルがつきものです。現場で「ぞうさん」「シマウマ」などと呼ばれている注水車もポンプの調子が悪く、よく中断しますから。
>>540つづき
長年、政界を出入りしていた俺がいうのもなんだが
こういうのが、小泉総理もやったけど
「俺が全責任とる」つって、リーダーシップで現場最適化する、手口なんだよ。
これは総理がかっこつけるだけじゃ駄目で
やっぱ諸葛孔明みたいな、『賢さ』がないとね。そもそも判断が間違いじゃ話にならないから。
それが現場決裁者の資質なんだよ。必須スキル。
駄目な組織:馬鹿なリーダーに、すべてを押しつけて部下は逃げる…ナメられてる
賢い組織:優れたリーダーが、必要な場合のみ(このジャッジが難しい…賢さ必須)、すべてを抱え込む…部下を完全掌握しつつ、信頼を取り付けているので、ナメられない
引用
とはいえ、あれだけ問題になってしまったので、皆、「今回は、吉田所長が悪者になるしかない」と言ってましたね。
そもそも、あの時点で注水を中断するなどという選択肢はなかった。
原子炉を冷やし続けなければ、爆発は時間の問題。私たちや作業員はもとより、周辺住民も被曝(ひばく)するかもしれない。
「死」につながることになるかもしれない。
原子力を少しでも学んでいる人間ならば、誰でもわかることです。そんなバカなことをするわけがありません。
当時、現場の意思は、
「『総理が了承していない』なんて言っている場合じゃない。こっちは生きるか死ぬかだ。なりふり構っていられない」
ということでした。
>>541つづき はいここコアコンピタンスねー
引用
ちなみに、このカバー設置も本社の主導でした。ある幹部曰(いわ)く、
「覆いをすれば、グーグルなどで原発の衛星写真が世界中に広がるのを隠せる」ということで、
この案に政府も同意したそうです。カバー設置で放射線量の数値が劇的に下がることはないと思います。
現場リーダーより、全国民へのメッセージ
引用
「恐らく今後、年内に安定化できるかどうかが焦点になるだろうが、
それは正直、厳しい。
クリスマス、大晦日(おおみそか)、正月、ずっとフクイチで過ごす覚悟でいる。
私は最後の最後まで、事故が収束するまで、ここを離れない決意です。
作業員や協力会社の方々にも申し訳ないが、ご協力を頂きたい」
いずれにしても、いま一番の課題は「人」ですね。
現場で作業するのは、作業員たちです。暑さと雨の中で仕事ができるのかどうか。
これまで、うち(東電)は作業員や協力会社に正直、十分なことをしてこなかった。
うちの人間は現場にはあまり出ず、作業員任せというシステムが問題であることはわかっていましたが、
現場レベルではどうすることもできなかった。それが事故の重大さを把握できなかった一因でもある。
>>942の次号 ばーか政治、ジャマすんじゃねーよあーほ
http://wa-dan.com/article/2011/07/post-138.php この"旧"工程表については、4月の本社発表に先立って、
実はフクイチ(福島第一原発)の現場からは
「(収束までに)約1年半」
というスケジュールを想定したものを出しました。これでも、
熟練の作業員をフル動員することを前提にして、ようやく達成できるレベルです。
ところが本社からは、
「こんなのでは遅すぎる。菅総理が納得しない。(5月下旬の)サミットでどう説明するんだ」
と言われました。結局、本社がいろいろと継ぎはぎして「9カ月」の工程を作ったのです。
工程表では3カ月+3〜6カ月の「2ステップ」などと謳(うた)っています。
ステップ1は何とかなるかもしれないが、問題はステップ2。
このスケジュールどおりなんて
到底、無理な話ですよ。放射線量の限度を超え、どんどん熟練作業員の人数が減っていく中で、
どうすればできるのですか。
…さあ、このスレおよび本家スレの常連のみなさん、質問されてますよーw
以前から、政界や政権を内側からある程度知ってる俺には
「政権が、省庁が、庶民の怒号に屈し、補償をおそれ、『あせりすぎている』」
のは見え見えだった。
おれも多少の放射線管理知識がある。
災害事故現場の収め方もある程度はわかる。
「たった半年で」
もう避難地域へ、住民が帰宅?
もう収束とか言う言葉を出しちゃう?
色々知ってる身につけてる俺が
10年仕事とか
100年覚悟とか
どっかんと腰を据えて、覚悟しているところへ
ダマシ詐欺師になってきた政府の発表は事故後半年未満で「もうそろそろ収束」で
その報道を見た庶民…農民や田舎者は「いつ元通りになるんだ、はやくしろ」
…日本が壊れています。すでに壊れています。
我々民草のなかの義勇たちで、なんとか軌道修正を図るしかない。
馬鹿な「正当なる中枢」など相手にしていたら、民族そろって奇形とガンで滅びるわ…
>>543つづき デスクは、責任だけ抱え込む。
デスク族のみの、排他的な責任回避を狙うようになる…役所そのもの。
ついには乱暴な責任回避…やくざ式に染まってしまう。やくざとの合流も。
人間は単純機械部品とは違う。
特性や性質を『無視』すれば、人間についても原発事故と同じことが起きるよ。
科学技術的じゃないからね。
引用
さらに今後、この暑さの中で作業は困難になります。
作業員たちの健康のため、いま工事は朝6時ごろから始め、午後2時ごろには終わらせている。
こんな環境の中で、工程表どおりに実現させるのは難しい。それに、1〜4号機はそれぞれ状況が違うので、予想できない事態もあり得ます。
19日に発表される新工程表でも、期日の修正はあまりないようです。
というのも、期日については政府の意向が強く、
政治的な責任問題が発生するとかで、なかなかいじれないらしい。
結局、理想論を前提に、結論ありきでスケジュールをはめ込んでいるだけ。
現場としては、国民に本当のことを知らせるべきだと思っています。
現場作業員ツイートへのリンク
http://twitter.com/kasumin777/favorites
>>545つづき コアな情報が上がって参りました。
たぶんまだ2chでもブログツイッターでもほとんど話題になったことがない。
引用
チェルノブイリ事故の際は、すぐに地下水対策をしましたが、
それは日本の技術だった。地下にトンネルを通し、セメント、ベントナイト(粘土鉱物)などを注入して固めてしまう方式です。
これをフクイチでも実施すべきではないかと思う。
国土交通省はこうしたプランを数多く持っていますが、所管の経産省との連携がうまくいっていないのか、
適切と思われる対応策が講じられていないのが現状です。
>>546つづき 皆様に大事なお知らせ 各炉の状態
引用
私から言わせれば、どの炉も危ない。工程表では汚染水の流出源についても、詳しく触れられていません。
たとえば、1号機は格納容器から漏れているようです。しかし、その場所が特定できない。穴の大きさもわからない。
つまり、何もできない。安易にどれくらいで収束すると断言できないのです。
3号機では、1、2号機に続いて水素爆発を防ぐための窒素注入がようやく始まった。
しかし、地下に大量の汚染水がたまって苦しい状況には変わりない。
建屋内に入ることはできましたが、内部は飛散した瓦礫で埋もれていて、燃料プールの確認も大変な状況です。
3号機、4号機に共通していえるのは、建屋の強度に不安があることです。かなり崩れていて、作業中に上からコンクリート片が落ちてくることもあり、作業員も怖がっている。
特に4号機の燃料プールは、早急に手だてを講じないと危ない。4月の最大余震の際は「倒壊を覚悟した」と言う作業員もいたほど。
すでに建屋の補強工事に着手し、作業は順調に進んでいますが、本格的な台風の季節の前に何とか対応したいところです。
2号機も、ひどい状況です。作業の間、汚染水があふれたり、漏れたりしないかとヒヤヒヤの連続でした。
ただ、少なくとも配管などは爆発でやられていないので、1号機、3号機とはちょっと状況が違いますね。とりあえずは『最悪の危機は脱出した』と考えています。
最近でも、1〜4号機の映像を中継している「ふくいちライブカメラ」を見て、「白い煙」が出ているとの指摘がありますが、
あれは燃料プールの使用済み燃料が熱を持っているため、湯気みたいなものが出てそう見えるのです。
プールから水が漏れているので十分に冷やせず、熱が下がらない。それで水蒸気が出る。もっとも、その「湯気」には放射性物質も含まれています。
>>547つづき
総理が2時間、事故現場を止めてしまったのは事実だが
ベントを遅らせたわけではなかった。
「事実」というのはいつも、フクザツに入り組んでいるものだよね。馬鹿は単純化して大騒ぎし、悪党がそれで金儲けしたりする。
引用
12日早朝(午前7時すぎ)に菅さんがこちら(フクイチ)に乗り込んできたときは、本当に驚きました。
しかも、ヘリコプターで来て免震棟で会うなり、
「何をやっている。ベントはどうなっている。早くするんだ!」
などと怒鳴り散らすのです。総理にそこまで言われると、さすがに皆、引いてましたね。吉田所長は、
「とにかく、どんなことをしてでもやります。決死の作業で、命かけてでも絶対に何とかします」
と答えてました。
1号機が水素爆発を起こしたのは、ベントが遅れたせいだと指摘されていますが、現場としては、近隣住民のことが気になっていました。
ベントをすれば放射能がまき散らされる。近隣住民の避難状況はどうなのか、放出される範囲は広範囲にわたるので、現場としては、かなり深刻に考えていました。
それに、自動でベントを開閉する装置がダメになっていたため、手動で動かさなくてはならない状況だった。
当時、1号機のリアクター(原子炉)建屋はかなりの放射線量が予想されていました。
そんな危険な場所に誰を行かせるのか。本当に決死の作業なのです。
この「早朝視察」について、吉田所長は周囲に、無念そうにこう言ったという。
「言い訳になるかもしれないけど、菅総理がフクイチの現場に来たことで、そちらにばかり目がいってしまい、
2時間ほど『ベント』などの指示が出せなかった。
当時は、すべて私が指示して動いていた。それが止まったことで、周りも動けなくなってしまった」
東電が6月に公表した報告書によると、吉田所長がベントの準備を指示したのが12日午前0時6分のこと。
そして東電が、ベント実施を菅首相、海江田万里経産相、そして原子力安全・保安院に申し入れ、了承される。
ところが、午前2時24分には、現場の放射線量から
『作業可能時間は17分』と報告され、
午前4時半ごろには、余震による津波の可能性から
『現場操作の禁止が指示され』た。
ベントに向けた状況が、いかに困難だったかがわかる。
さらに、午前8時27分になって、
原発立地町である大熊町の一部住民が、『まだ避難できていない』との情報が入る。
避難終了を待って、ようやく作業員が現場に向かったのが午前9時4分。
格納容器圧力の低下を確認できたのは午後2時半になってからのことだった。
そして午後3時36分、1号機で水素爆発が起きた−−。
つづく
>>548つづき
引用
1号機が水素爆発を起こしたときは、もう目の前が真っ暗でした。
ベントをしたのに、いきなりの爆発でしょう。最悪の事態です。
免震棟内もパニック状態で、「帰らせてくれ」と言う作業員、社員も出てきました。
私たちには、それをとめることはできません。
とにかく残った人間でやるしかない。もうフクイチで被曝(ひばく)して死んでゆくのか、
これまで原発で過ごしてきた何年もの日々が一瞬、頭をよぎりました。
当時は知らなかったのですが、政府は震災当日の11日午後9時23分に、原発から「半径3キロ圏内」の住民に避難指示を出し、
その後、翌12日午前5時44分に「10キロ圏内」、
午後6時25分に「20キロ圏内」−−と次第に範囲を拡大していった。
でも、現場ではもっと広い範囲、少なくとも半径50キロは避難していると思った。
なんといっても、あれだけの爆発だったんですから。
結局、避難範囲が半径3キロ圏内と聞いたときも、「大丈夫か?」と思ったのが正直な印象ですね。
米政府は当時、半径50マイル(約80キロ)圏内の自国民に対して避難勧告を出しました。
チェルノブイリ事故では、国際原子力機関(IAEA)の報告によると、旧ソ連の汚染地域は約14万5千平方キロメートルで、約300キロ離れた地域でも高いレベルの汚染があったことがわかっている。
爆発が相次ぐ中、当時は私自身、半径30キロどころか、青森から関東まで住めなくなるのではないかと思ったほどです。
本社と政府の話し合いで決まったんだろうけど、余震の危険性などを考えれば、
最低でも半径50キロ、できれば半径70キロ、万全を期すならば半径100キロでも不思議はなかった。
最初は広範囲にして、それから「SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測システム)」の予測などをもとに
狭めていけばよかったのではないでしょうか。
いま原発は何とか安定していますが、放射性物質がかなり飛散しているのが実態です。
避難地域の見直しが必要だと思います。
>>>実際、もう半径20キロ圏内は戻れないと、そろそろ発表してもいいんじゃないか。
>>>子どもたちが学校に通うのは無理です。
>>>最初からもっと広範囲で避難させていればと悔やまれます。
>>549つづき 終 そりゃ、廃炉したくないとか、海水はいやだとか、ぽろっと社長が言うよな…
引用
菅政権は6月27日、首相補佐官だった細野豪志・衆院議員を新設の「原発担当大臣」に据えた。
原発事故対応に特化した新ポストだが、海江田経産相との役割分担ははっきりしない。
果たして今後、事故収束に向けて政府・経産省・東電の歯車は、うまく回っていくのだろうか。
◆「私の立場はどうなるんだ」◆
細野さんが原発担当大臣になって歓迎ムードがあるようですが、
現場としては、うーんという感じ。期待はしていたんですが、正直いって彼は経産官僚と変わりない。
現場が望むのは、意思決定のスピードとリーダーシップ。
でも、細野さんと話しても、どちらも兼ね備えていない。
経産官僚が言っていたことを、数日後に細野さんの口から聞くという感じです。経産官僚の言うがままの「操り人形」と我々は呼んでいます。
政府の原発に関する決定は
本当に遅い。菅総理は「細野に任せてある」と言うのに、細野さんは「決めるのは総理」と言うばかり。
菅さんが責任を細野さんに押しつけているのは誰の目にも明らかで、
細野さんは、それには乗らないと牽制(けんせい)しているんです。堂々巡りで、一向に前に進みません。
東電本社も経産省の言うがままで、こんなにノンビリでいいのかと思うほど意思決定が遅い。この状況を喜んでいるのは、経産省をはじめとする官僚たちです。
現場と本社には、明らかに認識のズレがあります。
フクイチから本社には毎日、膨大な量の情報が上がりますが、
いま国民に公表されているのはその10%、いや1%くらいかもしれません。
実際、現場は当初から「メルトダウン、メルトスルーの可能性がある」と報告していますが、本社は発表しませんでした。
一連の発表を見ていると、
派閥や上司との人間関係など、社内でしか理解できない力学が働いているように思えます。
というのも、うち(東電)は、とにかく風通しが悪い組織なんですよ。いろんな人間が口を出してくる。
現場と本社は、衝突ばかりです。ある本社幹部は、情報公開を巡ってこんなことを言っていました。
「そんな情報が保安院や政府にわかると、大変なことになる。(問題が)ますます拡大するじゃないか」
そして最後には、
>>> 「私の立場や出世はどうなるんだ。キミはわかってるのか!」
と言うんだから呆(あき)れてしまいます。
的確な情報が適切なタイミングで届かないから、
トップが最終決断しなければならないときに、十分な情報がないということが起こるのです。
本当に、どこを見て仕事しているんでしょうかね。(ノーパンしゃぶしゃぶの料亭)
今回の事故は我々の責任が重大で、おわびするしかありません。
いま、フクイチには
日本、いや世界の存亡がかかっている−−私たち現場の人間はそういう覚悟でやっています。