>>334の続き
(あらすじ:ざっくりとした計算で、天然放射性核種K40による内部被曝線量を0.39mSv/yearと見積もった)
ところが、UNSCEARその他の文献値では、自然被曝の内訳として、K40による内部被曝の年間実効線量を0.17mSvとしているらしい
ざっくりした計算だからオーダー同じということで満足するべきなのか、2倍以上違いがあるのは、計算中になにか大きな錯覚があるのか
まず、K40は全身に満遍なく分布していると仮定しているが、ここは問題なさそうな気がする
β線のエネルギーがすべて人体に吸収されると仮定したが、実はかなりのエネルギーが吸収されずに人体外に飛び出しているのか?
しかし、運動エネルギー1.3MeVの電子の最大飛程は、水中ではせいぜい5mm程度
人体表面付近のK40のβ崩壊のうちの一部の方向のものの、さらに一部のエネルギーしか外に出て行かないので、これはほとんど効いてこない
次に、K40の崩壊形式はβだけでなくECの割合も11%ある
ECの場合はγ線(1.46Mev)が出る、この寄与を無視すると、先の計算は年間0.39mSv×0.89=0.35mSv
これでも値の差を説明できない
体重1kgあたりのK40の存在量を60Bq相当としたが、この見積もりが過大だったのか?
ただし、この数値はせいぜい60Bqが50Bqぐらいになるだけで、やはり0.39mSvと0.17mSvの差を説明できない
俺の計算、どこで間違えてるのか誰か教えてくれ orz