>>109 おれが産経に失望したのはそういうところじゃなくて、
事実よりもイデオロギーを優先して、事実をねじ曲げたところだ。
産経は、原発事故が起きた直後は、他のメディアよりも
原発危機を詳細に報道して、民主党政権を叩きまくった。
チェルノブイリ事故を起した旧ソ連も徹底的に批判してきたから、
福島をチェルノブイリにするなと強く主張していた。
そして、放射線の中で活動した、自衛隊や消防隊を絶賛した。
ところが、深刻な放射能汚染が明らかになって、
チェルノブイリ事故なみの汚染値域もあると分かったとたん、
チェルノブイリ事故は大したことがなかった。死者も十数人だ。
この程度の放射能なんて大したことがないし、福島も大丈夫だ。
津波は想定外だから東電も悪くない。悪いのは菅だけだ。とやりだした。
はっきり言って、今の福島市のレベルの放射能が安全なら、
菅政権の対応はほとんど問題がないのである。
100mSvまで安全だというなら住民の避難も間に合ったことになる。
20mSvの被曝でガクガクしていた消防隊や自衛隊もチキンである。
実際、原発御用のIAEAは日本政府の対応に問題がないと評価した。
それなのに、産経も保守派論客も、まだ原発対応で菅政権を叩き続ける。
菅の対応を叩きながら、放射能は安全だという。意味が分からない。