【原発】 原発情報927 【原発】(重複スレ番調整)

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997名無しさん@お腹いっぱい。(不明なsoftbank)
>>656
そういえば...

オマーン王族系企業、被災地へ粋な支援 福島
2011.5.15 02:36

 ■南相馬製浄水器が大活躍

 東日本大震災で被災した福島県南相馬市の町工場が中東・オマーンの王族系企業から受注、製造した移動型浄水器が、震災で断水の続く宮城県石巻市北上町で稼働している。
本来は真っ先にオマーンに納品するはずが「現地の支援で必要であれば先に使っても構わない」というオマーン側の意向を受け、被災地で活躍することになった。こうしたオマーン側の計らいに被災地では感謝と喜びの声が相次いでいる。(石崎慶一)

 石巻市北上町十三浜の大指(おおざし)地区にある避難所に4月中旬、移動型浄水器1台が設置された。この地区は震災で断水、停電となり、道路は寸断され、当初、孤立を余儀なくされた。
住民は地元の沢水を煮沸消毒して飲料水などに使ってしのいだ。給水車が来るようになったのは4月初め。ただ、供給される水は殺菌のための塩素臭が強かった。

 ◆先に使用OK

 現在、浄水器は同地区で暮らす約180人分の水を賄っている。1日20トンの処理能力があり、塩素なども除去できる。水をくみに来た主婦の佐々木敏子さん(56)は「栓をひねると、おいしい水が出るので助かります」と笑顔。
水道の復旧はまだ先の見通しで、「長期的にいい水が飲めるというのが一番心強い」と漁業の佐藤好行さん(46)は感謝する。

 移動型浄水器は、東京電力福島第1原発の事故で屋内退避圏になった南相馬市原町区の落合工機(斉藤秀美社長)を支援しようと、取引のあるオマーンの王族系企業が700台発注した。

 中東で農業支援を続け、落合工機と事業組合を組む「J−ACTION COMMERCE」(東京)の橋本秀昭社長によると、3月末にオマーン側から「現地の支援で必要ならば、浄水器を先に使っても構わない」と申し出があった。

 これを受け、橋本社長は福島県内での原発事故の影響などを考慮し、設置先を宮城県内に決めた。
そこで自ら被災者でありながら、ほかの地域の被災者を支援している石巻市の避難所、明友館のリーダー、千葉恵弘さん(43)の仲立ちで、大指地区で使ってもらうことになった。

 ◆水確保で安心

 大指地区側の窓口となっている漁業の阿部勝太さん(25)は「今後、大きな余震で道路が寸断され、再び孤立する危険性がある。こうした中で浄水器できれいな水を確保できた安心感は大きい」と話す。

 この地区の浄水器は今回オマーンから受注した製品の第1号。落合工機の斉藤社長は「国内での使用はほとんど考えていなかったが、被災地で役に立ててうれしい」と語る。
第2号は今月7日に近隣の小室地区に設置され、稼働を開始した。橋本社長は「今後も必要とする被災地に順次、設置していきたい」としている。

ttp://sankei.jp.msn.com/region/news/110515/fks11051502370000-n1.htm