震災がれき処理 再委託認める
7月6日 4時37分
東日本大震災で出たがれきについて、政府は各市町村が行っている処理作業を迅速に行うため、これまでは禁止されていた、市町村から処理業務の委託を受けた業者が、ほかの業者に再委託するのを認めることになりました。
被災地では、各市町村が、地震や津波で壊れたり流されたりした住宅などのがれきの処理を進めていますが、これまでは運搬や処分などを行う業者に委託する場合、その業者がほかの業者に再び委託することは責任があいまいになるおそれがあるとして禁止されていました。
このため市町村では、作業の内容ごとに業者と個々に契約を結ぶ必要があり、市町村からは、膨大ながれきを処理するうえで契約の事務作業の負担が大きく、改善してほしいという声が上がっていたということです。
これを受けて、市町村の負担を減らし、がれきを迅速に処理できるようにするための政令が、5日に閣議決定されました。
この中では、環境省がまとめた指針で、すべてのがれきの処分を完了させるとしている平成26年3月末までの間に限り、市町村から委託を受けた業者が特例としてほかの業者に再び委託できるとしています。この政令は今月8日に施行されます。
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20110706/k10014003011000.html