放射性物質:がれき線量調査 健康影響なし…福島・浜通り 2011年5月17日 19時56分
http://mainichi.jp/select/today/news/20110518k0000m040060000c.html 環境省は17日、東京電力福島第1原発事故の警戒区域や計画的避難区域を除く
福島県浜通りと中通りの全がれき仮置き場について、放射線量の調査結果を公表した。
がれき近くの線量は、114カ所全てで仮置き場周辺地域と同程度で、
同省は「がれきを集積しても線量が上がらず、住民への健康影響もない」と説明している。
線量が比較的低い同県会津地方と同じレベルと確認されれば、浜通りと中通りでも通常
のがれき処理を認める方針で、具体的な市町村名を週内にも公表する。
調査は9〜12日に実施。
仮置き場のがれきの山から1メートル離れた周辺▽仮置き場の敷地境界▽仮置き場周辺地域−−
の各地点で線量を調べた。
その結果、がれき周辺では2カ所で線量が毎時3〜4マイクロシーベルトだったが、それ以外は
いずれも毎時3マイクロシーベルトを下回った。
同省は「この2カ所は、がれきを袋に入れており、降雨による除染が十分でなかったと推測される」
と説明している。