福島第一・二原発事故 技術的考察スレ21

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76名無しさん@お腹いっぱい。(静岡県)
>>27
>そういう意味で国産というのは強みだね。

基本的には その意見に 私も 同意しますが… 福一 #1R/B 対 #3R/B の例は
黎明期によくある、勉強や経験不足による 国産失敗作の一例と考えています。
(ですから当時の技術者やメーカーに罪は無いが、後に 対策を怠ったのは 問題です)


>放射能漏れを阻止するって言うのを全面に押した結果かもね>RBを無闇に強固にした理由

ペラペラだった 5階 オペレーティングフロアの外壁は RC壁化で 強化したと錯覚して
4階の外壁は薄く弱体化させ (耐荷重の重量代償?) てしまっています。
(Vital Part の 躯体部分を あれだけ壁抜きしたら 今後の 大きな余震に どこまで耐えられるのか?)

そして、屋根の梁も (結果的に) 弱く改悪したと考えられます。
(その為、#1R/B では 折れなかった柱も #3R/B では 折れて 被害が 増大した)


■福島第一、1号機 (舶来マークT) の屋根の梁
__________
|\|/|\|/|\|/|\|/| ワーレン・トラス
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
特徴 : 耐震などの要求仕様に合せた 正(+)の耐荷重で 設計すると
もれなく オマケで 負(−)の耐荷重も 保証されるが 部材費が高くなる。
(この場合、負の耐荷重とは 爆発で 下から持ち上げられる事を意味する)

■福島第一、3号機 (国産マークT) の屋根の梁
__________
|\|\|\|\|/|/|/|/| プラット・トラス
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
特徴 : 耐震などの要求仕様に合せて 正(+)の耐荷重だけで設計するなら
贅肉が削げて 部材費が安くなるが 負(−)の耐荷重は ほとんど期待できない。
(つまり、梁が曲がり 柱を 引き寄せる力を生ずるので 柱が 折れてしまう)

福一よりも 後に建設された 福島第二や柏崎刈羽の
マークUやマークU改とかの図面では 舶来式に ワーレン・トラスに 戻されています。


>理由が分からんと言ってるのは、1の天井の話

前スレで「#1 で 天蓋が 綺麗に落ちたのは 柱を 守る為では ないだろうか?」と 記しています。

これを 記載し直すなら…
#1 は ワーレン・トラスで 爆発に強い梁にした。
できれば天井は 落ちない方が良いけれど… 爆発力が 梁を傷める程 強かった場合には
剛性を失った屋根が 柱を引き倒すのを防ぐ為、接続部分が切り離れる仕組みだったと推測します。


>腹減ってる時に打った文章は意味不明になるんだ、ごめん

いえいえ私も不躾な文章と 反省しています、御免です。