放射線量と健康被害の統計を貼っていくスレ

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59名無しさん@お腹いっぱい。(東京都)
酒やタバコは放射線より恐い/池田信夫ブログ (>>32の表についての肯定記事)
ttp://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51703648.html

コメント14. * teraraum * 2011年05月01日 16:50
内科開業医です。
池田先生のブログは、大変勉強になり拝読しています。
しかし、今回のご意見は大変粗雑な印象を持ちます。

20数年医療に携わり、患者さん達の健康情報番組のデタラメ情報に翻弄される姿を目の当たりにしてきました。
しかし、現在の医療レベルを鑑みると(一流医学雑誌でも横行する薬物データのインチキ等)、インチキ情報にひっかる人々を笑えることは出来ません。

また、時に患者さんの、何か尋常ではない、という感覚が検査データより病状の潜在を物語ることも多く経験します。
専門家、或いは科学データとやらより、素人の勘が優れていることもありえます。

国立がんセンターの発ガン性データの単純比較は、あまりに曖昧で(例えば臓器別ではありません)、原発ど素人の勘からいっても腑に落ちません。
すでに何人かの方のコメントと重複しますが、福島原発付近で住むことより、煙草とアルコールを選びますね、私は。

メディアのバイアスを批判されますが、今回はタイトル自体、メディアっぽいです。


コメント19. * yeelee * 2011年05月01日 23:36
2度目になりますが、もう一度書きます。

この表は、「毎日3合以上の飲酒」「喫煙」が、「2Svの被曝」と同じリスクと表に書かれています。
ところがそれは何ヶ月飲んだ場合なのか、一日何本を何ヶ月吸った場合なのかは読み取れません。

統計で嘘をつく法、反社会学講座などの書は、データの見せ方でいくらでも恣意的に結論を変えることが出来ると書いています。
ネットでも結論ありきが見え透いたグラフが笑い話として取り上げられたりしています。この表には、そんな匂いを感じてしまうのです。

仮に飲酒3合/day×1000日なのだとしてみます。
すると、2Svという数字は、LNT仮説を採用するなら、84μSv/h×1000日と等価になってしまいます。
20年なら11.4μSv/hになってしまいます。
LNT仮説とは何と不都合な説なのでしょう!

LNT説もしきい値説もホルミシス説も仮説です。
どれも仮説に過ぎない以上、予防原則またはミニマックス法により、最も慎重な説に基づいてトレードオフすることが個人にとって最適戦略です。
確かにタバコも酒も有害ですが“放射性物質も”控えるだけのことです。

アンチエイジングとやらに出費するぐらいの人なら、北関東以外の食材にちょっと多めに出費しても満足に違いありません。
他人に勧めても自分の子供にだけは食べさせないのは、残念ながら合理的です。
そしてそれは市場に反映され、緩すぎたり不誠実な手順で出荷された飲食物は、そうでないモノも巻き添えにして、売れなくなります。
その現象・現実をありのままに受け入れられないと、その現象を「風評」被害だと憤ることになります。

ですから大事なのは、自称ジャーナリストと同じレベルに堕して情報操作合戦することではなく、誰もが中立と納得する機関により科学的医学的真実に決着をつけることです。
それまでの間は、慎重説を採用した予防原則が各個人にとっての最適戦略です。


コメント29. * teraraum * 2011年05月03日 22:31
あまりに杜撰な比較表。

二回目の投稿です。私の初回の投稿と、また他の多くの方がコメントされてることと内容は重複し恐縮ですが、日経新聞の記事に掲載された比較表は意味がありません。

比較できないものを比較したかのようにみせてるからです。1.母集団が違うこと。
2.臓器別のデータではないこと。等々・・・。

きちんと比較しようと思えば、前向きランダム比較試験しかありません。放射線vs.喫煙とかの二群比較。勿論、年齢や他の危険因子をそろえたグループに分けて。

何度も言います。あまりに杜撰な比較表。
よくありますね、こういう手口。
(後略)