福島第一・二原発事故 技術的考察スレ11

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25名無しさん@お腹いっぱい。(チベット自治区)
衛星写真
http://www.digitalglobe.com/downloads/featured_images/japan_earthquaketsu_fukushima_daiichi_march18_2011_dg.jpg

上記写真の中央の一番上の建物に注目していただきたい。
3号機から300mほど離れていると思われるが外壁が破壊されている。
その建物から右下にある丘の上の建物の外壁も破壊されている。爆発の凄まじさが分かる。
建物の配置から水蒸気がどのように吹き出し広がったかが理解いただけると思う。爆発映像と共に見比べて頂きたい。

さて、もう一つ注目すべき点がある。
3号機東側のタービン建屋の屋上である。
爪で引っかいたような跡が3本有り、真ん中の跡は穴まで開いている。
3号機の爆発高さとタービン建屋の屋上の高低差は16mほどでありタービン建屋の方が低い。
つまりこの爪跡が3号機建屋の外壁のコンクリートによるものであればやや上方から叩きつける形で爆発が起きたと考えられる。

これらの状況から爆発を再現すると、
まず格納容器内で水蒸気爆発が起こり格納容器上部が破壊される。
内壁や床が破壊される。
水蒸気と爆発によって粉砕された核燃料が建屋に爆発的に充満する。
壁と屋根を粉砕しながらオペレーションフロアに充満していた水素を持ち上げる。
水蒸気と核の塵とコンクリートの粉砕物と水素の混合物が上方へ浮かびながら爆発する。これが黒い球体の煙と思われる。
水素爆発は1号機の爆発を見る限り白昼に炎は見えない・
3号機の爆発はオレンジ色の炎が見える。触媒となった塵が赤熱したものと考えれば辻褄が合う。
爆発後の塵は高熱のため上昇する。これがきのこ雲の正体と思われる。
きのこ雲を核爆発と見るならば炎の色温度が低すぎるし破壊の程度が弱すぎると思う。
爆発はごく短時間に2回あったと考えられるのだが、爆発映像では3回の爆発音でありその間隔も長い。
もしかすると排気塔への配管の破裂が3回目かもしれない。

なんにせよ格納容器が損傷し、水蒸気と共に核物質が環境に相当量放出されたのは間違いない。
爆発から2週間経過して現状の汚染量である。
私自身は意外に軽かったと考えている。もっともこの季節、福島では海側へ風が多く吹くことが不幸中の幸いだったと思う。
だが1号機2号機にも3号機同様の爆発の可能性が今もって高いので油断してはいけない。。

原発の大きさがわかる画像(1号機)
http://www.newcs.futaba.fukushima.jp/05-20000519/f1-09.JPG

3号機は50m四方のサイコロと想像してください。
サッカーグランドの半分の大きさである。高さも50m。
まさしくモンスターなのだ。
現場にてモンスターに立ち向かう勇者たちに感謝と勝利を祈りたい。
どうかご無事で!!!