進化論は仮説?

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483名無しゲノムのクローンさん
http://www.asahi.com/international/update/0920/001.html
クジラの祖先はカバや牛と同類 米の教授ら、化石発見

 クジラの祖先は、「偶蹄(ぐうてい)目」と呼ばれるカバや牛の仲間に近い動物だった――。
クジラの起源を解く「証拠」になる化石を、米ミシガン大のフィリップ・ギンゲリッチ教授や
パキスタン地質調査所などのグループがパキスタンの約4700万年前の地層から見つけた。
21日付の米科学誌サイエンスに論文が掲載される。

 化石は頭や足などほぼ全身に近い骨格2体分で、昨年発見した。いずれもムカシクジラ類
の新種で、「アーティオケタス・クラビス」(推定体重420キロ)と、「ロドセタス・バ
ロキスタネンシス」(同450キロ)と名付けられた。

 詳しく調べた結果、ともに後ろ脚の足首の骨が偶蹄目に特有の形をしていた。後ろ脚が水
をかくのに適したようになっていて、主に水中で生活していたとみられる。

 クジラの起源に関しては、絶滅した「メソニクス類」という四つ足の肉食動物が最も近く、
偶蹄目は別という古生物学の見方と、偶蹄目の仲間だとする分子生物学からの主張が対立
していた。

 クジラの進化に詳しい国立科学博物館の甲能直樹・研究官(ほ乳類古生物学)は「足首の
化石は決定的な証拠といえる。『メソニクス』はクジラ類の祖先でないことがはっきりした。
古生物学と分子生物学のミゾを埋める画期的な成果だ」と話している。(03:33)