不老不死

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1名無しさん
”不老不死”というのとは別の方向で”不死”というのを実現してみたいです。
よくSF小説で見かける「厨房の戯言」みたいな方法、

1、患者のクローンを作る
2、脳みそを抜く
3、患者の体からクローンへ脳みそを移植
4、リハビリ

どうでしょうか?
3の「移植」は現時点では不可能だと思われます。
航空技術に「あと何年もすれば人は宇宙旅行を実現できるだろう」みたいな予想があるように
医学にも「あと何年もすれば脳移植をする技術が完成するだろう」みたいなのはないでしょうか?

もしくは脳移植でなく自分の記憶、というより宗教がかった言い方で「魂」を移植する、
そのための脳機能の研究の完成予定みたいなのってないでしょうか?

自分は専門的なことは何も知らないのでこれが絶対不可能なのか、それともちょっとでも可能性があるのか検討もつきません。
2名無しゲノムのクローンさん:2001/04/24(火) 22:44
細胞の分裂能(1つの細胞が何回分裂出来るか)は、ゲノムの端に存在
する、テロメアというある特定の塩基配列の部分によって決定される。
そもそも、通常の細胞というのは、細胞分裂できる回数が決まっていて、
その回数分裂してしまうと、寿命が来て死んでしまう。
だから、老人は傷の回復が遅いのね。
で、テロメアの概念として、「細胞分裂の回数券」と言う言葉がよく使われる。
3名無しゲノムのクローンさん:2001/04/24(火) 23:01
テロメアとは、先に書いた通り、ゲノムの端に存在している塩基配列
なのだが、(まず、DNAはT・A・G・Cの4種類の塩基を並べて作られているんだけど)
「TTAGGG」この配列を1セットとし、それが何回も繰り返し繋がってる部分。
ここが、細胞分裂を起こす度に1セットづつきりはなされていく。
つまり、バスの回数券10枚をバスに乗るたび1枚づつ使うのと同じ。
で、全部使い終わるとバスに乗れなくなる、つまり、細胞分裂できなくなる。
だから、このテロメアがなくならなければ、ずっと細胞分裂をしてられるわけ。
逆に、テロメアを繋げて行く酵素(テロメアーゼ)が存在するのだが、
それはガン細胞にあるのは有名な話。
これの研究が進めば、本質的な不老不死が実現するんじゃないかな。
4名無しゲノムのクローンさん:2001/04/24(火) 23:04
あ、だから「不老」は関係なかったのねw
失礼しました☆
5名無しゲノムのクローンさん:2001/04/24(火) 23:06
>>2
ん?ただの回数券だったら、短くなっても消えるまでは普通に分裂
できて、老人の傷もすみやかに治りそうな気がするのだが。
この分野よく知らないからマジレス希望。
6名無しゲノムのクローンさん:2001/04/24(火) 23:47
>>5
うーん、要は数の問題かと。
分裂する細胞が少なければ、それだけ回復するのに時間がかかると・・。
直接内容に関係のない例でしたね。
うかつでした。
7うーむ:2001/04/25(水) 00:19
脳を取り出すということは神経系を切ってしまうんですね。
神経細胞は基本的に胎児期に作られてそれ以降サイズやネットワークは変化しますが、
数自体は減る一方なんです。体細胞みたいにほっといても勝手につながるものではないんです。
脊髄を含めて全身に無数にある神経ネットワークすべてをつなぐのはまず無理でしょうね。
現在代替神経の研究や記憶そのもののデジタル化、
思考のプログラム化の研究はなされていますが完成の目処は立っていません。
これよりも全身サイボーグ化するほうがあなたの言う不死には近いのでは?
8校閲人:2001/04/25(水) 01:16
>7
神経細胞の数が減るというのは
ヒトをサンプルにしたかなり昔の
データだと思います。当然ですが、同一個体で
計数出来るわけもなく、扱った例数も
少なかったです。
このたった一枚の論文(追試なし)が、
正確な引用もされずに一人歩きしている感があり、
7さんのように言い切るのは言い過ぎだと考えています。

それにヒトで生後も活発に分裂を続ける小脳外顆粒細胞が
ありますよ。
9失礼しました。:2001/04/25(水) 21:02
>8
そうですね。確かに言い過ぎてましたね。
101:2001/04/25(水) 22:38
神経を一度切って繋ぎ直すっていうのが難しい、というか無理に近いんですよね?
脳を移植というのはともかく、「自我(魂)」みたいなものを移植する方法は無いんでしょうか・・

実は自分はそういう事の研究をしたいのですけど、生物学・生物工学・医学・医用生体工学などたくさん
ある中、どの分野に進めばいいのか迷ってます。
そこで現時点ではとても不可能でも、その方法を実現できるよう研究したいのです。

できれば「こんな分野はどうだ?」みたいな意見もらえるとうれしいです。
馬鹿げた妄想に聴こえるかもしれませんけど、いたって真剣で、やる気はあります。

是非、助言等よろしくお願いします。
11名無しゲノムのクローンさん:2001/04/25(水) 23:44
>>10
実体がないものを移植するのは無理でしょう。
そういうことについて真剣に考えるなら哲学科などがよいのではないですか?
12名無しゲノムのクローンさん:2001/04/26(木) 00:12
>>10
今のところ「ココロ」ってものが良く解ってないので
移植する手段も見当がついてないです。
ですんで、脳認知の方に進んで、意識の実体を研究してみたら
少しは意識移植(?)に向けて貢献できるかも知れませんね。
13名無しゲノムのクローンさん:2001/04/26(木) 00:41
脳みその移植は技術的には難しくないってメリケンで有名な
脳外科のお医者さんが言ってました。
141:2001/04/26(木) 07:30
>11
哲学・・・文系はちょっと遠い気がするんですけど・・

>12
その分野調べてみます。
脳認知科学は医学分野でしょうか?それとも生物学の分野でしょうか?
情報どうも!

>13
「メリケンで有名な脳外科の医者」って誰でしょうか?
教えてもらえませんでしょうか?


15名無しゲノムのクローンさん:2001/04/27(金) 00:27
プラナリアって、基本的に不老不死ですよね。
16名無しゲノムのクローンさん:2001/04/27(金) 05:29
遺伝子に端(テロメア)が無ければ、無限に細胞分裂できます
大腸菌とか
177じゃないけど:2001/04/27(金) 09:58
>校閲人
>7さんのように言い切るのは言い過ぎだと考えています。

またこーいうことを言う・・・脳内の神経細胞が減るというコンセンサスは、
大昔の怪しげな論文だけが根拠なわけではない。もちろん同一個体で数え続ける
わけにはいかないだろうが、そこまで直接的でなくても、いくらでも証拠は
挙げられるよ。それとも、直接数える以外の研究結果は一切無視するってことかね?
逆に聞きたいが、adult brainの内部の神経細胞が全体として増えているという
論文が一本でもあるか? ないよ。

>それにヒトで生後も活発に分裂を続ける小脳外顆粒細胞がありますよ。

これも、知ってて挙げた例なら悪質だな。確かに顆粒細胞は生後しばらくは
分裂を続ける例外的な神経細胞だが、それらは成熟したニューロンではない。
分裂できる神経細胞というよりも、個体の誕生に分化と成熟が間に合わず、
生後も局所的に発生段階の途上にあると言うべきだろう。少なくとも、
大人の脳の神経が増えるの減るのといった議論で挙げるべき例ではない。

個人的な見解だが、小脳組織の確立が遅れる要因、ひいては小脳顆粒細胞が
生後も分裂せざるを得ない理由は、胎児の発生途中で、中脳が肥厚化すること
による菱脳胞の変形と抑圧にあると俺は見ている。あーいやこれこそヨタ話。
俺の勝手な想像だから、「原著論文をあげろ」なんつーヤボはなしね。
18名無しゲノムのクローンさん:2001/04/27(金) 14:08
>17
全ての動物で小脳顆粒細胞が生後も分裂を続けると
理解しているようですね。
17サンは神経細胞研究者みたいだけれど、落ちこぼれ君?
19名無しゲノムのクローンさん:2001/04/27(金) 22:27
本当に死なないってのも味気なくて嫌だと思う。
それこそ想像するだけで吐き気がしてくる。
20名無しゲノムのクローンさん:2001/04/28(土) 00:52
>18
>全ての動物で小脳顆粒細胞が生後も分裂を続けると
>理解しているようですね。

俺の書き込みはそんなふうに読めたかな? そりゃ失礼。話の流れ(患者の脳みそ
を移植云々)からして、ヒトの小脳顆粒細胞のつもりだったんだがね。全ての
動物にあてはまるかどうかは、正直言うと知らない。生後といっても生き物に
よって発生の進行具合はまちまちだろうから、生まれてすぐ自分でエサを探せる
動物なら、もう分裂してないんじゃないの?

論文読んでても、発生直後の外顆粒細胞分裂に関する記載はあっても、分裂しな
い動物を利用した外顆粒細胞の仕事なんて見たことなかったんでね。

ところで、皮肉ではなくまじめにお聞きしたいのですが(その証拠に丁寧語に
なっている)、私の推測は当たっているのでしょうか?つまり、哺乳類の顆粒細胞
分裂は、発生後も小脳がまだ発生の中途段階にあるから、という私の理解でよろ
しいのですか? それとも、もっと別の理由や分子機構などがすでに明らかに
されているのでしょうか?何かご存知でしたらぜひご教授下さい。

>17サンは神経細胞研究者みたいだけれど、落ちこぼれ君?

落ちこぼれ以前だね。医者でもなけりゃ、神経細胞なんてこの目で見たことすら
ないよ。論文読んだ知識だけで語ってる専門外の厨房さ。
21名無しゲノムのクローンさん:2001/04/28(土) 21:57
興味あるので便乗して質問させてください
今現在「脳移植」もしくは「心(我々の自我、魂)の解明(脳における心の解明)」を研究している 医者・科学者・企業・研究機関等ありますか?
「やっている」「やってない」「そういうプロジェクトの発生の可能性がある」など その手の情報をお持ちの方いましたら教えてもらえませんか?

英語のページでも何でも結構です。
22名無しゲノムのクローンさん:2001/04/29(日) 00:32
>>21
後者の「心の解明」って人工知能の方面?それとも脳モデリングとかの
方面?
23名無しゲノムのクローンさん:2001/04/29(日) 05:21
>>20
>哺乳類の顆粒細胞分裂は、発生後も小脳がまだ発生の中途段階にあるから>

私もそう理解していた。ただし全ての哺乳類が小脳未完成で生まれてくるのでは
ないと思う。昔、「野性の王国」かなんかのテレビで見たけど、サバンナの草食獣
の子供は産み落とされた直後からしっかり母親の後をついて歩いていた(私はキャリオか?)。
哺乳類ではないけど、ヒヨコやゼブラフィッシュも出生時に小脳は完成している、
したがってフラフラしないで歩けるし、泳げる。
ただ、成獣のラットだと部分的に外顆粒細胞層が残っていることもある。
これはかなりの頻度で見つけることが出来るが、個体には小脳症状は見られない。

>神経細胞なんてこの目で見たことすらないよ。論文読んだ知識だけで語ってる専門外の厨房さ。>>20
20サンは正体隠しのpretender さん?
文献読んだだけでそこまで小脳のイメージを自分のものにすることは難しい。
11月にはフロリダで発表者さん?
24名無しゲノムのクローンさん:2001/04/29(日) 05:29
>>20
今度は校閲人さんも交えて嗅球の顆粒細胞でも
語りましょう。
2521:2001/04/29(日) 06:32
>>22
どちらかというと脳モデリングの方です。
26名無しゲノムのクローンさん:2001/07/03(火) 23:12
結局、活性酸素が最大要因でしょ。
27名無しゲノムのクローンさん:2001/07/04(水) 21:05
>>16
確かにそのとおりですな。
遺伝子の数が増えてくると、全部を円環状にして繋げるわけにもいかんだろうが……。

>>26
確かに活性酸素はヤヴァイね。
あとは紫外線とか……。
28 
>>21
カナダの医師で部分脳移植を何回かやった奴がいたよ。
海馬体移植とか。