1 :
フェリックス:
ウスリー地方から中国、朝鮮、東南アジアまでに生息する野生犬ドール。
群れでかかると、トラをも食い殺すという獰猛な性質。
中国でも大陸オオカミより小柄でやせこけてるが、ずっと恐ろしい動物
といわれている。
ウスリー地方でも世界最大のアムールトラですら、ドールを恐れているらしい。
トラが唯一苦手にするドールについて興味ある人はどうぞ。
トラは横からの攻撃に弱いので、そこを攻撃するらしい。
「アカオオカミ」というと、アメリカアカオオカミと混同される。
ニホンオオカミも、中国での「ヤマイヌ」と混同されたとか・・・
リカオン以上に持久力もあるらしいが。
3 :
名前なし:2001/02/11(日) 20:27
中国では「狼」と「さい」の二種類の犬科動物がいて「さい」はヤマイヌ
のことで、狼よりはるかに獰猛で人間にも向かってくる、という伝えがある。
朝鮮の「ヌクテ(朝鮮狼)」も虎を襲うほど獰猛だと言われる。
いずれも、普通の犬科動物と比べて、歯の本数が2本少なく、ニホンオオカミ
も同様らしい。
もしかして、ドール、ヌクテ、ニホンオオカミは同じ亜種なのでは?
4 :
名無しゲノムのクローンさん:2001/02/11(日) 20:49
中国でいう恐ろしきモノ、「豺狼虎豹」の「豺」ですね。
虎 vs 豺の群 = カレリン vs ドキュンヤンキー集団
みたいなもんかなぁ。
ちょっと豺に失礼かな?
5 :
名前なし:2001/02/11(日) 21:15
上野動物園でドール見たことあるけど、柴犬を少し大きくしたくらいで
華奢な体つき。群れの力を持ってしても、とても虎を倒すとは思えなかった。
でも、いかにも凶暴そうな目つきが印象的だ。
6 :
名前なしさん@もへじ:2001/02/12(月) 14:46
インドでドールは獲物を残忍な殺し方するので、忌み嫌われ個体数が激減してるそうだ。
獲物を引き倒すと生きたまま、むさぼり食うらしい。
また、中国で鹿を食べている4頭のうち3頭を撃ち殺しても、残りの1頭はまだ食うのを
やめなかったらしい。
戦時中に中国で旧日本軍は、オオカミは人間を襲うことはないが、ヤマイヌ(ドール)は
平気で襲ってくるうえ、群れに囲まれて食い殺された軍人が多かったとの記事も読んだ
ことがある。
ある意味、オオカミや虎よりも人間から見ると悪魔的な動物のようだ。
>>3ドールとニホンオオカミは同一種説は聞いたことがある。両方とも前者はシベリヤヤマイヌ
後者もヤマイヌという別名があるし。ニホンオオカミも小柄だが相当獰猛だったと聞くし
よく人間を襲ったらしい。
7 :
すごいのね:2001/02/14(水) 14:06
背筋がゾクゾクする話しですね。映像を見てみたい。
レスを読んだ限りではドールという生き物は神々しくさえあります。
9 :
すごいのね:2001/02/14(水) 14:54
>>8 キツネのような犬のような容貌ですね。
とっても小柄。
10 :
>6:2001/02/14(水) 15:28
日本も、オオカミとヤマイヌの二種の野生犬がいた。
オランダのライデン博物館の標本は、実はヤマイヌだったらしい。
見た目は、ドールと似ている。
11 :
すごいのね:2001/02/14(水) 15:48
今となっては大柄で力強いイメージのハスキー犬も
元々ツンドラ地帯の先住民チュクチ族が所有した原種は
体重20kg未満の小柄な体格にも拘わらず
抜群の持久力と温和な性格で、人々の暮らしの助けをしていたのですよね。
ドールといい、ヤマイヌといい、ハスキーといい、ぞくぞくします。
トラを食い殺すなんて言っちゃだめ。それを認めたくない人が出てくるから。
パイナップル会社
14 :
リカオンも好き:2001/02/17(土) 10:22
上野ZOOでは、日曜日の朝だと大きい牛骨をたべる可愛いドールさんが拝見できます。
昼は、寝ています。(藁)
15 :
名無しゲノムのクローンさん:2001/02/17(土) 11:39
ドールに関しては以前、サンテレビで特番を放送してました。オオカミというよりは犬っぽくてそれほど強そうには見えなかったが。トラを襲うって話しは本当らしい。
それと、どう猛さにかんしては北米などに棲息するクズリもよく知られています。イタチ科(!)のくせにトナカイを襲い、オオカミや熊も恐れているということです。ちなみにこちらも上野動物園にいるそうです。
16 :
名無しゲノムのクローンさん:2001/02/17(土) 20:10
ってことは、宇宙最強動物のトラを食い殺すドール最強って事になりますね。
17 :
いぬか専門家:2001/02/17(土) 21:23
朝鮮でもドールは恐れられてる。赤ん坊のような泣き声のドールの遠吠えが
聞こえると、人々は家に避難するという。時々人も襲われて犠牲になるらしい。
また虎がドールを恐れてるのは朝鮮でも、よく伝え聞く話だ。
ドールの狩は、大抵夕方。群れでしつこく追いまわして自分より大きな獲物も
足を狙って引き倒したら、生きたまま腹から食いだしてまず内臓を食べる。
獲物が絶命したあとも、ほとんど骨だけになるまで食い尽くしてしまうそうだ。
自分より小さな獲物は、鼻頭らに噛み付いて捻り倒して一瞬で絶命させるらしい。
体は小さいが殺しのテクニックを熟知しているのだろう。
最近朝鮮でも数が減り、ヌクテ(ドールの朝鮮名)は神秘的な謎の多い猛獣と
位置付けられているそうだ。
18 :
名無しゲノムのクローンさん:2001/02/17(土) 21:28
単純に考えて、犬科と猫科はどっちの方が頭がいいんですかね?
犬のほうが良さそうな気はするんですけど。
19 :
狼と虎:
ドールは中国、ロシアでは赤狼、インドではドールもしくは赤犬、朝鮮半島ではヌクテイと呼ばれる。
どこの地方でも、虎をも襲うと言われてる。
アムール虎を主人公にしたロシアの小説「偉大なる王」にもアカオオカミは登場するが、そこにはそれ程
凶暴性は描かれていないが、インドの「ジャングルブック」には「デカンの赤犬」もしくは「ドール」として
慈悲の無い動物として、悪役で登場してくる。
確かに小柄で、群れでかかっても虎を倒すとは思えないが、目つきは厳しく獰猛な印象を与える犬科動物だ。