http://blog.livedoor.jp/pyridoxal_phosphate/archives/5902879.html 小保方騒動の登場者の一人である大和雅之教授と、小保方論文の発表に余りにもタイミング良く合わせた新株発行で
数億の資金を調達したセルシード社の設立者・岡野光夫が所属する東京女子医大先端生命医科学研究所。
(岡野氏は2014/3まで所長。その定年退官後、大和氏が所長に就任)
同大が公開しているHP上の昨年度の事業報告書によると、同研究所は、科学技術振興事業費
「先端融合領域イノベーション創出拠点の形成再生医療本格化のための最先端技術融合拠点」で6.8億円、
その他合計してざっと15億円の研究費が政府関連組織から投入されている。
研究費の最大の受入者は、同研究所元所長の岡野光夫教授であり、最大の目玉は、同教授の開発した
「細胞シート再生工学」を医療へ応用することである。その実現を目指す会社は、岡野教授が大株主と
なっている(株)セルシードであり、先端生命医科学研究所内に研究室を設置している。
本当にこれだけの研究費を投資して将来的にその見返りはあるのだろうか?
セルシードは2010年にJASDAQ上場後、ずっと赤字を続けており、2012年には8.4億円もの経常赤字を計上している。
現在の社員は15名であるが、そのかなりの割合は東京女子医大の博士院生が名貸ししているようであり、
会社と先端生命医科学研究所は極めて密接な関係となっていることが伺える。
もちろん事業には初期投資が必要であるが、本当に経営状態は改善されるのであろうか?
2013年の経産省の「再生医療の実用化・産業化に関する研究会」の予測によると、再生医療の市場規模は、
2012年と比べて、2020年には7倍、2030年には60倍である。
しかしながら、この予測を行った研究会の座長が岡野光夫教授自身である。
巨大な市場予測があるかのように偽装して政府研究費を目一杯増額し、多くを自分の懐に入れているわけである