【獣医ウイルス学】人獣共通感染症って何?★2

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25名無しゲノムのクローンさん
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/nougaku/1202735821/22
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/nougaku/1202735821/357

357 名前:もう、ここからヘンじゃない?[] 投稿日:2009/04/03(金) 17:35:56
「インフルエンザ危機(クライシス)」
http://www.amazon.co.jp/dp/4087203131/
p.61
『当時、北大でミンク実験に携わっていたのは、私の同級生で親しい友人でもある松浦善治氏である。
現在大阪大学微生物病研究所教授としてC型肝炎ウイルスの研究に従事している松浦氏は、北大時代
インフルエンザ研究グループの一員として、ミンクにブタや鳥のインフルエンザを感染させる実験に明け
暮れていたのである。
 (中略)
 この実験は成功し、ミンクもインフルエンザにかかることが確かめられた。結果は論文にもなり、学会
でも発表された。ミンクがインフルエンザにかかることが、世界で初めて実証されたのである。』

【ミンクにブタや鳥のインフルエンザを感染させる実験】

http://scholar.google.co.jp/scholar?hl=ja&lr=&q=%E5%96%9C%E7%94%B0%E5%AE%8F%E3%80%80%E6%9D%BE%E6%B5%A6%E5%96%84%E6%B2%BB&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
http://scholar.google.co.jp/scholar?hl=ja&lr=&sa=G&oi=qs&q=influenza+virus+matsuura+%E8%91%97%E8%80%85:h-kida
26名無しゲノムのクローンさん:2009/08/29(土) 04:44:20
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/rikei/1246443195/13

新型インフルエンザウイルス出現のメカニズムと対策 喜田宏
(03/11/26 感染症分科会感染症部会新型インフルエンザ対策に関する検討小委員会第二回議事録)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/11/txt/s1126-5.txt
『これは随分前の話ですが、伊藤壽啓博士が今鳥取大学にいますが、大学院のときに鴨の腸管の
レセプターと豚の呼吸器のレセプターを染め分けてみてちょうだいということを頼みましたが、苦労して
10年かかって、鴨の結腸にはα2−3結合の糖鎖を持ったレセプターがある、2−6のレセプターはない、
豚の呼吸器には2−3と2−6と両方ありますということを見事に証明してくれました。したがって、豚は
人のウイルスあるいは哺乳類のウイルスと鳥のウイルスの遺伝子再集合の場、すなわち新型ウイルス
産生のためのインキュベーターといいますか、場であるという理想的な動物種であるということがわかり
ました。』

「インフルエンザ危機(クライシス) 」 p.33
http://www.amazon.co.jp/dp/4087203131/
『ブタの呼吸器上皮細胞には、人と鳥のウイルス両方のレセプターが存在することを伊藤寿啓先生
(現鳥取大学農学部獣医学科獣医公衆衛生学教授)とともに私たちウィスコンシン大学のグループが
見つけた。このため一匹のブタが同じ時期に鳥インフルエンザとヒトインフルエンザに多重感染する
ことがあり、このときブタの体内でハイブリッドウイルスが誕生する。これが従来考えられていた、
新型インフルエンザ誕生のストーリーである。
 ドクター・ショルティセックがブタの関与説を発表した当時、まだこれを明確に検証する手立てはなく、
否定的な見方をする研究者のほうが多かった。この説を裏づける科学的根拠が得られたのは、90年
代に入ってからだ。1979年以降ヨーロッパの家禽類のあいだで流行していた鳥由来のウイルスと、人
のあいだで流行していたヒトインフルエンザウイルスがブタに感染し、1983年から1985年にかけてハイ
ブリッドウイルスが生まれた。このウイルスが、1993年になってオランダの子供に感染したことを、
私たちは明らかにすることができたのだ。』
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/nougaku/1202735821/23