【世界の】東京大学医科学研究所【医科研】B

このエントリーをはてなブックマークに追加
195名無しゲノムのクローンさん
インフルエンザ新薬に道?ウイルス増殖の仕組み発見…東京大学医科学研究所
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/news/1215666072/

ウイルス感染 たんぱく質特定
NHKニュース 7月10日 5時30分

インフルエンザウイルスの感染に欠かせない働きをするとみられるたんぱく質が100余りあることが、
東京大学医科学研究所などの研究で明らかになりました。新しい治療薬の開発につながることが
期待されます。

東京大学医科学研究所の河岡義裕教授などの研究グループは、インフルエンザウイルスの感染に
どのような物質がかかわっているかを調べるため、さまざまな条件に遺伝子を処理したハエの細胞を
使ってウイルスを感染させる実験を繰り返しました。

その結果、100余りのたんぱく質がウイルスの感染に欠かせない働きをするとみられることがわかり
ました。このうち3つのたんぱく質についてヒトの細胞でも調べたところ、これらのたんぱく質を作ること
ができない細胞には、Aソ連型のインフルエンザウイルスも、H5N1型の鳥インフルエンザウイルスも、
感染しなかったということです。

河岡教授は「今回特定されたたんぱく質の働きを抑えることで新しい治療薬の開発につながるのでは
ないか。新型インフルエンザに備えるためにも治療薬の選択肢を増やす必要がある」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015799841000.html#
196名無しゲノムのクローンさん:2008/07/10(木) 16:18:31
<新型インフル>ウイルスの増殖助けるたんぱく質特定 東大
7月10日2時0分配信 毎日新聞

 世界的な大流行(パンデミック)が懸念される新型インフルエンザウイルスなどの増殖に必要なヒトの
たんぱく質を、東京大医科学研究所の河岡義裕教授(ウイルス学)の研究チームが世界で初めて特定し、
10日付の英科学誌ネイチャーに発表した。症状を緩和する新薬の開発に役立つ可能性がある。

 研究チームは、ヒトの遺伝子と共通点の多いショウジョウバエのゲノム(全遺伝情報)を分析。ハエの
持つ遺伝子の9割に当たる1万3071個が作るたんぱく質から、インフルエンザウイルスと反応する
110種類を見つけた。このうち、ヒトが感染している強毒性鳥インフルエンザ(H5N1型)と、Aソ連型
(H1N1型)のウイルスの増殖を助けるヒトに共通する3種類のたんぱく質を突き止めた。H5N1型は、
ヒトなどの体内で変異して新型インフルエンザの原因ウイルスになるとして警戒されている。

 従来の医薬品は、ヒトの細胞上でウイルスの感染や増殖を抑える仕組みだったため、細胞が異常を
起こし副作用をもたらす恐れがあった。

 河岡教授は「今回特定したヒトのたんぱく質とウイルスの結合を阻害する物質ができれば、副作用を
抑えた抗ウイルス薬やワクチンになる」と話している。【関東晋慈】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080710-00000010-mai-soci
197名無しゲノムのクローンさん:2008/07/10(木) 16:20:46
増殖に重要な遺伝子特定 インフルで東大、薬開発へ

 インフルエンザウイルスの増殖に重要な役割を担っている人間の細胞の遺伝子を、東京大医科学
研究所の河岡義裕教授らが特定し、英科学誌ネイチャー電子版に10日付で発表した。新しい仕組み
で働く治療薬の開発につながる可能性があると期待される。

 ウイルスは構造が単純で自力では増殖できないため、人間などの細胞に感染して増える。一方、
現在の主なインフルエンザ治療薬は、ウイルスの特定のタンパク質を標的にしているため、ウイルスの
遺伝子が変異すると、薬が効きにくくなる「耐性」ができてしまうという問題があった。

 そこで河岡教授らは、細胞側の要因に注目。実験が容易なショウジョウバエの細胞と、ハエ細胞に
感染するよう遺伝子を改変したインフルエンザウイルスを使い、ハエが持つ約1万3000の遺伝子の
働きを「RNA干渉」と呼ばれる手法で1つずつ止める実験を実施。その結果、約110の遺伝子が、
ウイルス増殖に関与していることを突き止めた。

 人間の細胞で、このうち3つの遺伝子の働きを抑える実験をしたところ、鳥インフルエンザ(H5N1型)
や通常のインフルエンザウイルスの増殖が大幅に抑えられた。

2008/07/10 06:30 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200807/CN2008071001000010.html
198名無しゲノムのクローンさん:2008/07/10(木) 16:21:59
インフルエンザウイルスの増殖促す遺伝子発見 東大教授ら

 東京大学の河岡義裕教授らは9日、インフルエンザウイルスの増殖にかかわる遺伝子を見つけたと
発表した。ショウジョウバエの細胞を手がかりに、人間の細胞からウイルスの増殖を促す3種類の
遺伝子を見つけた。治療薬やワクチンの開発に役立つ成果。10日付の英科学誌「ネイチャー」に
掲載される。

 ショウジョウバエの細胞の遺伝子の働きを1つずつ抑え、そこにインフルエンザウイルスを加えて
増殖する様子から遺伝子を探した。100種以上の遺伝子が候補としてみつかり、そのうち3種類に
ついて調べると、人間の細胞でも増殖にかかわっていた。(10:06)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080710AT1G0901Q09072008.html
199名無しゲノムのクローンさん:2008/07/10(木) 16:28:10
インフルエンザ新薬に道?ウイルス増殖の仕組み発見
2008年7月10日13時29分 朝日新聞

 インフルエンザウイルスが人の細胞に感染して増えるために欠かせない複数のたんぱく質を、
東京大学医科学研究所の河岡義裕教授(ウイルス感染)らのグループが突き止めた。新薬の
開発に道を開く成果として注目されそうだ。10日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に発表した。

 ウイルスは感染した細胞がもともと持っているたんぱく質を利用して増殖している。しかし、
インフルエンザの場合、どんなたんぱく質がかかわっているかはほとんどわかっていなかった。

 ショウジョウバエの細胞に感染するように遺伝子を改変したインフルエンザウイルスを作製。
細胞のどのたんぱく質が増殖にかかわっているかを調べた。

 すると、人と共通して持っているたんぱく質のうち、エネルギーを生み出したり、細胞の呼吸を
助けたり、リボ核酸(RNA)の輸送にかかわったりする三つのたんぱく質の働きを抑えると、
ウイルスが増殖できないことがわかった。

 現在、インフルエンザの治療薬として使われているタミフルは、すでに薬が効かない耐性ウイ
ルスが報告されている。河岡教授は「今回特定したたんぱく質とウイルスの相互作用を抑える
ことができれば、新しい薬や治療法の開発につながる」と話している。
http://www.asahi.com/science/update/0710/TKY200807100163.html