新型インフル対策、医師・看護師用の感染防護服4万着購入へ
厚生労働省は新型インフルエンザ対策として、来年度から2年間で、患者を治療する医師や看護師用の
感染防護服4万着を購入する方針を決めた。
抗ウイルス薬など医薬品の備蓄に加え、大流行時の医療体制を強化する必要があると判断した。人工
呼吸器や簡易ベッド購入と併せて、来年度予算の概算要求に整備費31億円を盛り込んだ。
厚労省は新型インフルエンザが発生した場合、患者が30分以内でたどり着ける医療機関ごとに専門の
「発熱外来」を設置させる方針だ。しかし、病院の多くは、医療関係者や他の患者への二次感染防止の
準備が十分でなく、設置を決めかねている。
このため、医師や看護師らが着る感染防護服を国内約3600病院に配備、院内感染対策を支援する
ことで、発熱外来の開設を促す。大流行時には入院患者の激増も予想されるため、人工呼吸器約3600
台、簡易ベッド約3万床もそれぞれ増やす方針だ。
(2008年9月1日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20080901-OYT8T00454.htm