>>174 >ウイルスが細胞をもたない生物である
『キラーウイルスの逆襲』 畑中正一 (2003年刊)
『ウイルスは細胞を持たない。ましてや、物質交換のできるような、細胞膜を持っていない。
ウイルスの中にはSARSウイルスのように細胞膜のような被膜を持つものもあるが、それ
も物質交換はできない。従って死んだ状態と同じである。ウイルスは生き物ではない。』
(p.192)
『DNA生物も、RNAウイルスも、ゲノムを持っているという点で同じ生命体に属している。
ゲノムがRNAであれ、DNAであれ、情報を書くコドンは共通している。生命体に共通する
文法とORFでタンパク質を作り、自己の個体を形作る。ゲノムの観点から、遺伝情報の
観点から、生きる営みの観点からも、ウイルスは立派な生命体の一員である。(中略)
ウイルスは完全に、生物ではない。ウイルスは完全な無生物でもない。生物と無生物の
はざまをさ迷い、ガイヤで放浪の旅を永遠に続けようとする原始の生命体である。』
(p.193.194)
結論:ウイルスは完全に、生物ではないが、生命体である。
よって、
>>174『ウイルスが細胞をもたない生物である』は間違いではないか。